凱旋登板で好投しながらも自分の投球に納得できない宮國のインタビューと川口コーチの談話

  • 舎人
    2013年02月24日 02:39 visibility952
2013年2月23日 宮國登板結果
3イニング 球数46球 奪三振1 被安打1 与四球2 無失点 MAX144キロ

宮國の話の補足。今日の投球について、宮國は納得できなかったらしく、登板後、すぐさまブルペンに直行したようです。そこで、問題点を修正すべく投げ込みをしたのだとか。結果は十分なのに、それではいけないという問題意識の高さに驚きと成長を感じます。まだ20歳の投手にはとても思えないです。技術面もさることながら、精神面も申分のない投手です。昨年一年間が宮國を大きく成長させ、自信と自覚を付けさせたのでしょうが、あまりに優秀過ぎて逆に怖いくらいです。

川口コーチもその辺りのことを談話で話していたそうです。しかも、その話ぶりからは、宮國の成長を心から喜んでいることが良く伝わってきます。

※宮國インタビュー、川口コーチ談話ともにG+の中継中にあったもの

宮國インタビュー 
アナ:今日のピッチングご自身で振り返っていかがですか? 
宮國:0に抑えることはできたんですけど、やっぱり課題の見つかる試合でしたね。はい。
アナ:その課題明かせる範囲で教えてください。 
宮國:いやまぁ制球だったり、上と下のバランスが全然合ってなかったんで、そこらへんを実戦とブルペンでこれからシーズンに向けて直して行きたいと思います。 
アナ:やっぱり今までのブルペンのピッチングであるとか、その、オープン戦で違うものはありましたか? 
宮國:そうですね。そういう、気持ちの面ではなかったです。はい。 
アナ:マウンドでのピッチングを終えた後、あのしばらくブルペンでまた投げ込んだという話を聞いたんですけど、その点は? 
宮國:そうですね。今日のピッチングが自分の中で納得が行かなかったので、修正の意味でもブルペンで投げ込みました。 
アナ:えー今日はですね。あのスタンドではご家族であるとか、後は高校の後輩見守る中でふるさとでの登板でしたがいかがでしたか、その点は? 
宮國:そうですね。去年とはまた違う感じで、雰囲気で投げさせてもらったんですけど、地元の人の応援を受けてプレーするっていうのはとても、非常にうれしいことです。はい。 
アナ:えー去年の成績残りました。相手も研究してきます。今シーズンどうしたいですか? 
宮國:そうですね。今シーズンも昨年同様、えー気持ちを入れ替えて行きたいと思います。 
アナ:今日の相手広島は開幕カード相手なんですが、その点、開幕に向けて・・ 
宮國:そうですね。まぁ、頑張ります。はい。 
アナ:せび、ローテーションしっかりと確保して、素晴らしいシーズンを期待しています。 
宮國:頑張ります。ありがとうございました。 
アナ:宮國投手でした。 

川口コーチ宮國について談話 
「課題もたくさん彼も見つかったでしょう。ただひとつ前進したのは、自分の課題をそのままほったらかしにしないで、自分でブルペンに行ってそこで修正しようと思ったこと。去年の成績がありますから、階段を1つ上がらなきゃいけない。それをキッチリと消化してくれると信じている」 

川口コーチ宮國について談話(続き) 
「特に3イニング目、ヒットを打たれ、最後ダブルプレーで抑えたんだけども、宮國のちょっと悪い時の傾向、投げ急ぎ、淡泊さ、そういったものが垣間見えた。でも本人もそれを振り返って自覚しているので、今度はきっちり対処してくれるでしょう」 「当然、去年あれだけの成績を残した宮國だから、その求めるもののレベルは当然上がります。その基準での評価です」「なんと言っても6勝2敗、防御率が1点台ですよ。そのピッチャーですから当然要求したくなります」


坂本が育成において打の優等生だとしたら、投の優等生は宮國でしょう。坂本と宮國というのはファームから育てたという意味で、若手にとって格好のお手本なのです。この投打の得難い見本に続く選手は誰なのでしょうか。若手たちにはみんな坂本や宮國のようになって欲しいと願いつつ、来週からの教育リーグ開幕を迎えたいと思っています。

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