大敗の中でひとり気を吐いた藤村 8月15日の試合のレポ

  • 舎人
    2010年08月16日 06:11 visibility130


試合経過


http://baseballsns.jp/member/27256/match/8582/


イースタン巨人にとって首都圏でやる今年最後のナイターでした。


昼間のうだるような暑さが、試合開始の頃にはさわやかな涼風も吹き渡り、


絶好のナイター日和になりました。これは楽しめそうだとワクワクしていると、


試合の方はとんでもないワンサイドゲーム!湘南に大敗です。


一軍の敵を二軍で討ってもらおうと思っていたら、


完全に返り討ちにあってしまいました。


 


今日の深田は初回にヒットでランナーを許した後、中井藤村が連続してエラー、


どちらも併殺性の当たりだったので、


確かに深田にとって不運だったのは間違いないありません。


しかし、そこから深田が不貞腐れたような投球をします。


持ち前の制球力が何処へ行ったのかボール先行、球も高く粘りの投球が出来ません。


初回に6失点の後、三回裏も3失点で完全に試合をぶち壊してしまいました。


ランナーがいない時は持ち前の緩急が冴え、なかなかの投球をするのですが、


ランナーが出ると途端に制球の精度が落ち、球にキレもなくなるのです。


ファームの試合は勝ち負けよりも内容の方が大事です。


今日のようなエラーがあった時に、どれだけ冷静で対処出来るかを見られているのです。


そこで内容のある投球をすれば、負け投手になろうと、失点しようと評価されます。


しかし今日のように、自分を制御するのに四苦八苦しているようでは、


まだまだ一軍に呼ばれるのは厳しいでしょう。


しかし、深田ももう5年目です。時間がない。いい加減一皮剥け無くてはいけない。


このままでは今オフに見切りを付けられるかもしれません。


 


深田が降板した後、古川、神田、藤田、土本とリレーされました。


 


古川は常にボール先行にしてしまうあたりどうなのかな??と疑問符が付きますが、


深田に比べればはるかに一軍の可能性を感じさせる投球でした。


 


古川をリリーフした神田は無死一塁の場面で登板し、


いきなり大田のエラーに足を引っ張られます。


しかし、ここから神田は成長を感じさせる投球を見せてくれました。


無死一二塁の場面で筒香、井手と連続三振に打ち取ると、


セカンドランナーがサードへ走ったのを鬼屋敷が刺し、


見事にこの回を無失点で切り抜けたのでした。


制球力が以前よりも増し、ボール球を上手く使っている印象でした。


特に無死一二塁の場面で右のサイドスローが、筒香の内角を攻めるのは、


相当勇気がいることだったと思います。


 


神田直輝 奪三振 2010年8月15日


http://www.youtube.com/watch?v=GKyXDsFsdd4


 


打つ方は6安打、藤村が安打猛打賞、李スンヨプ2安打、谷内田1安打といった結果でした。


 


藤村は粘りのあるバッティングを見せ、まるで良い時の松本のようでした。


相手投手の安斉の球威があり適当に荒れている球に、


強振をせず合わせるようなバッティングで対応していました。


また、今日はヒットで出塁するとすかさず盗塁を2つも決め、


巨人の選手ではひとり楽しそうに野球をやっていたように見えました。


初回にエラーもありましたが、それ以外の守備は今日も安定していました。


そろそろ一軍で使ってみて欲しいと思います。


 


藤村大介猛打賞&ニ盗塁 2010年8月15日


http://www.youtube.com/watch?v=ZWybHQ2wMTI


 


大田、中井、田中のクリーンナップは揃って4打数ノーヒットでした。


大田は一切の体重移動を禁止されているかのような打撃です。


一時期のバレリーナターンは見られなくなりましたが、


打撃に柔軟性というものがほとんどありません。


確かに軸足打法を頑なまでにやっています。


しかし、どうも打てる雰囲気が漂ってきません。


いい日と悪い日がこれからもあるのでしょうが、まだまだ時間がかかりそうです。


6月の良かった頃の打撃を見返してみましたが、打ち方は決して悪いとは思いません。


しかし、凡退の仕方は悪いと言えば悪い気がします。


そのあたりを思慮遠望すると、この打撃改造は仕方ないのかと思います。


しかし、不器用な大田にあまり厳しい注文をつけることは、


「角を矯めて牛を殺す」ことだったのではないかと今でも思っています。


昨日は湘南の筒香の打撃も見てきましたが、


上下の変化に脆く、打ち方自体は決して完成したものではなかった気がしました。


おそらく湘南としてはプロになれさせることが最優先で、


技術的なことは後から少しずつと思っているのではないかと思います。


この奔放さがいいのか悪いのか分かりません。


吉村のようにいつか壁にぶち当たってしまうかもしれない。


しかし、打席の中での威圧感や雰囲気は昨日の試合を見る限り、


間違いなく大田よりも筒香の方が強く感じました。




大田泰示 2010年8月15日


http://www.youtube.com/watch?v=xjzD2r5yq5o


 


谷内田はフューチャーズやシリウスの試合が中心で、


なかなかイースタンには登場しないのですが、


昨日は久々出場してヒットを放ちました。


やや詰まっていたものの、一軍でも投げていた小林からのヒットです。


きっと自信になったことでしょう。


 


谷内田敦士 レフト前ヒット 2010年8月15日


http://www.youtube.com/watch?v=quwhXOBe5Is


 

























































































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