大ファールから本塁打を打ち直した橋本の意外な長打力 8月18日の試合のレポ

  • 舎人
    2010年08月19日 03:13 visibility156


お盆休み最後の日、ジャイアンツ球場まで


チャレンジマッチを見に行ってきました。


試合の前半はギラギラとした直射日光が降り注ぐ、


灼熱疑獄のような試合だったのですが、


試合の後半は遠くで雷鳴が轟くとともに、


時折パラパラと雨が舞い落ち、


いつ夕立が来てもおかしくないような気象でした。


 


試合経過


http://baseballsns.jp/member/27256/match/8596/


試合の方はフューチャーズが立ち上がりの笠原を攻め、


いきなり3点を先取します。


しかし、その後なんとか追加点を許さなかった巨人が、


七回表に打者一巡の猛攻で一気に7得点で大逆転!


八回表、九回表にも得点した巨人が、


終わってみれば11対5と大勝した試合でした。


 


今日の笠原は非常にコントロールが悪く、


ストライクとボールがはっきりしていました。


四球四球で歩かせると、


今度はファーストストライクを狙い撃ちされます。


今日は四回まで投げましたが、失点をしたのは初回の3点だけ。


その後は失点こそ許しませんでしたが、最後まで制球が悪く、


もっと大量失点をしていてもおかしくない投球だったと思います。


MAXも141キロ、ほとんどの球が136〜137キロほどで、


球威もいつもより感じませんでした。


一軍の投手状況が惨憺たるものなので、


この杉山あたり場合によっては先発で抜擢されるウワサもありましたが、


今日のような不安定な投球ではまだ一軍は厳しいでしょう。


笠原奪三振 2010年8月18日


http://www.youtube.com/watch?v=NqcqRJiQdeE


 


巨人は笠原の後、中里、オビスポ、小野とつなぎましたが、


その中でオビスポは制球が悪く、球にキレが無く、


とても一軍で投げていたような投手とは思えない投球でした。


少し自信を失いかけている気がします。


 


フューチャーズでは巨人の投手として杉山と西村優が投げました。


 


杉山はいきなりフェルナンデスの残したランナーを背負っての登板で、


やや可哀想な登板になりました。


杉山は橋本や隠善に本塁打を打たれましたが、


MAXは146キロを記録し、球威もオビスポに次ぐものでしたが、


投球の7割は変化球です。その変化球の制球もそこそこ良く、


徐々にまとまって来たと成長を感じさせる投球をしてくれました。


杉山晃紀奪三振 2010年8月18日


http://www.youtube.com/watch?v=66DwJGiZw0o


 


西村は中井にタイムリーヒットを打たれましたが、


以前より球威が増しています。


一年前は135キロ前後だったストレートが、今日のMAXは139キロ


140キロをコンスタントに超えられるようになれば、


大きな縦のカーブと組み合わせて投球の幅が一気に広がるでしょう。


それももうすぐのような気がします。


 


打つ方は小田嶋、橋本、隠善の効果的な本塁打で11得点と結果を出しました。


 


小田嶋はふらふらっとした飛球がそのままライトポールに当たったもので、


バットの先っぽで打ったものが風にも乗って意外と伸びました。


この勝負強さが一軍でなんで発揮出来ないのかといつも残念に思います。


小田嶋逆転本塁打 2010年8月18日


http://www.youtube.com/watch?v=h6J3Lwj2jfM


 


今日の橋本は途中からの出場、試合の前半は審判の手伝いをしたり、


ボールボーイのようなことをしていました。


四回からはいつも通り1番センターの定位置にすわり、


ランナー2人を並べた場面で試合を決定付ける本塁打を放ちました。


杉山の初球を飛距離十分の大飛球を放ちます。


これは惜しくもライトポールの外側のファールになりましたが、


約2メートル内側ならポール直撃の本塁打になっていいたことでしょう。


しかし、橋本の凄いのはその大ファールの後に、


しっかりと本塁打を打ち直したのです!


こういった本塁打の打ち直しなんて長距離砲でない限り、


なかなか見られるものではありません。


橋本の体型を見ると非力な印象を持ちますが、


どうしてどうして、このようになかなかの飛距離です。


松本や藤村のようにミートポイントは投手寄りではなく、


もっと引きつけて打つことが出来ることが、


このような橋本の飛距離につながっているのでしょう。


この打者の本質は中距離ヒッターです。


いずれ全盛期の広島前田のような打者になると私は予感しています。


橋本到ライトオーバー本塁打 2010年8月18日


http://www.youtube.com/watch?v=ipEibfXkUH4


 


中井は橋本と共に途中からの出場、これはケガ等ではなかったようです。


他の選手にも出場機会を与えるため、最初から途中出場の予定のようでした。


しかし九回に満塁の場面で登場し、しっかりと存在をアピールする


ダメ押しの走者一掃のタイムリー二塁打を放ちました。


内角の難しい球を脇を締め、見事なさばき方で打っています。


このような打ち方ができるのですから、


もっとコンスタントに結果を出して欲しいものです。


中井レフト線タイムリー二塁打 2010年8月18日


http://www.youtube.com/watch?v=CCxhZXRidR0


 


隠善は杉山から本塁打をはなちましたが、


カウントのスリーからフルスイングしたもの。


弾丸ライナーのままライト後方のネットに突き刺さりました。


隠善ライトオーバー本塁打 2010年8月18日


http://www.youtube.com/watch?v=bIdzisnIm3U


 


最後に大田ですが、今日は5打席立って、2打数2三振、3四球でした。


初回の打席の時にほんの僅かで本塁打という大ファールを打ちましたが、


惜しい当たりもそれまで、その打席空振り三振に終わりました。


今日はしばらくやらなかったバレリーナターンを時々やっています。


それでも四球を3つも選んだことはいつもの大田にはないこと。


徐々にでいいから前進していって欲しいと思います。


大田泰示 2010年8月18日


http://www.youtube.com/watch?v=WoymoXmq0yE
















































































































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