八ッ場ダムと西上州の紅葉[e133](非野球)

今日は週の真ん中の休日ということで、自宅に戻らず、
赴任先の群馬で紅葉見物をしてきました。
向かったのは吾妻郡、八ッ場ダムで問題になっている所です。

まず八ッ場ダムの建設現場に向かう国道沿いにある吾妻渓谷に立ち寄ります。
ここは吾妻川にある非常に美しい渓谷で、新緑と紅葉の頃は多くの観光客が訪れます。
特に見応えがあるのが「鹿飛橋」という場所で、
最大で川幅が100メートル以上にある吾妻川が、
なんとここでは川幅10メートルになってしまうのです。

さすがに観光客でいっぱいです。
ほとんど手すりのない橋の上から淵のような川面を見ていると、
まるで吸い込まれそうな錯覚に陥ります。

再び国道に戻り八ッ場ダムの建設現場を目指します。
渓谷の両岸などダムの建設予定地の周りには、
ダムができた時の水位に合わせて新しく道路が建設されているのですが、
国道を長野原町方面に進むと中空に一際目立つ高架橋が現れます。しかも2本！
これはダムができた時にダム湖の上に架かる橋のようです。
これだけのものを作っておいて、この先どうするのだろう？
政治に疎い私でも気になってしまいます。

国道をさらに進み長野原町から旧六合村に入ります。
この辺りは今、正に紅葉が見頃になっていて、山々がまるで錦絵のようです。
河原を掘ると温泉が湧き出ることで有名な尻焼温泉の近くにある、
大山(おおせん)の滝という名所で少し休憩です。

そこからさらに草津温泉まで足を伸ばしたのですが、
この辺りは映画「男はつらいよ」シリーズの
「寅次郎ハイビスカスの花」のエンディングに使われた場所らしく、
なんとも鄙びていい所でした。