坂本と堂上
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舎人
2010年07月29日 08:25 visibility2380
画像は2006年9月26日、高校生ドラフト翌日のサンスポから、
小さな記事で坂本のドラフト指名記事が載っています。
「ライバルは堂上・・」坂本はご存知の通り堂上の外れ1位だった訳です。
そのため、こんな記者向けのコメントを残したのでしょう。
本当の坂本は他人の事なんか気にするタイプではありません。
このライバル発言も周りがそうさせたがっていることに応え、
言わばリップサービスのつもりで言ったのだと思います。
とは言え、負けず嫌いな性格です。言ったからにはドラフト時の評価を、
すぐにでもひっくり返してやろうと思っていたことでしょう。
ドラフト総決算号の週べには、
堂上のカラーグラビアがなんと4ページに渡って掲載されています。
それに比べ坂本の扱いの小さい事!?
ほとんど、その他大勢の中に入れられています。
堂上は高校球界のプリンスと言われていた選手、
下級生の頃からプロやマスコミから注目されていたのです。
坂本はそれに比べ、高校3年生以降急激に評価を上げた選手でした。
それがマスコミにおける堂上と坂本に人気の差だったのだと思います。
そんな2人が同じグラウンドの上でプレーをするようになりました。
堂上は間違いなく入団前の人気とは裏腹に先行した坂本に、
今までずっと刺激を受けてきたでしょう。
自分の方が評価は上だったのに負けていられない。
その坂本への気持ちが堂上の向上心を支えてきたような気がします。
一方の坂本はプロ入り2年目、早くもチャンスをものにし、
打者においては同期の中で一躍トップランナーに躍り出ました。
しかし、あまりにも早く先行してしまったため、
今まで自分の後ろから迫る同期の影を全く気にせず来たのです。
これは坂本にとって決していいことではありません。
なぜなら清原などの多くの早熟がそうだったように、
伸び悩みに繋がるものだからです。
ここにきて堂上が活躍をし始めたと言うことは、
坂本にとっても悪い事ではないと思います。
この先2人がどのような選手になり、どんな成績を残すのかは分かりません。
しかし、2人が刺激をし合う事は2人にとってプラスになるはずです。
そうやってお互いを高め合い、
いつかお互いをリスペクトするような関係になれたらいいなと思います。
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