1985年の阪神と今年の阪神ではどちらが強力打線か?

  • 舎人
    2010年07月15日 12:23 visibility7126

今年の阪神は間違いなく勢いがあり、少々の劣勢でも弾き返す力があります。
その原動力となっているのが補強が成功したことにより強力になった打線です。
打線が強い時の阪神は非常に怖いことを
巨人ファンの私はトラウマのように記憶しているのですが、
その原因となっているのが1985年の阪神が日本一になった年の阪神打線です。
槙原がバース・掛布・岡田のクリーンナップ3人に
バックスクリーンへ三連続本塁打をした年です。
三冠王のバースをはじめとして、本当にすごかった。
しかし、どの程度すごかったのか?
また、今年の阪神はその時と比べてどうなのか?
そんなことを調べみました。

まず1985年の主なスタメンオーダーと成績
一番 真弓     打率.322   本塁打34   打点84
二番 弘田     打率.296   本塁打5     打点22
三番 バース  打率.350   本塁打54   打点134
四番 掛布     打率.300   本塁打40   打点108
五番 岡田     打率.342   本塁打35   打点101
六番 佐野     打率.288   本塁打13   打点60
七番 平田     打率.261   本塁打7     打点53
八番 木戸     打率.241   本塁打13   打点32

スタメンに本塁打30発以上が4人、40本以上が2人、100打点も3人、
破壊力においては空前絶後の打線です。
これに匹敵する打線は2000年代以降、飛ぶボールの時代のダイエーぐらいではないか!?


しかし、今年の阪神の打線も凄まじいものがあります。

2010年7月13日のオーダー(79試合終了)
一番 鳥谷         打率.278   本塁打10   打点54
二番 平野         打率.341   本塁打0     打点7
三番 マートン  打率.352    本塁打9     打点49
四番 新井         打率.287   本塁打10   打点58
五番 ブラゼル  打率.306    本塁打30   打点69
六番 城島        打率.288    本塁打15   打点54
七番 林           打率.333    本塁打0     打点6
八番 浅井        打率.375    本塁打2     打点7

これを分かりやすくするため、当時と同じ130試合だとどうなるか?
本塁打と打点を換算してみました。

一番 鳥谷       打率.278    本塁打17   打点89
二番 平野       打率.341    本塁打0     打点12
三番 マートン 打率.352    本塁打15   打点81
四番 新井       打率.287    本塁打17   打点95
五番 ブラゼル 打率.306    本塁打49   打点114
六番 城島       打率.288    本塁打25   打点89
七番 林          打率.333    本塁打0     打点10
八番 浅井       打率.375    本塁打3     打点12

破壊力においては1985年のものに劣るにしても、
つながりという点では今年の打線も決して引けをとっていない気がします。
特に平野マートンの並びが素晴らしい。

現在の巨人ファンの少年が、この阪神打線を私のようなトラウマにならないように、
巨人の投手陣には奮起して欲しいと祈るばかりです。

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