まずは２軍のエースを目指す村田透

先週24日の村田の奪三振シーンの動画アップをします。

ドラフトで外れの外れという事もあってか、

歴代のドラフト1位の中でも1、2を争うほど影が薄い状態が続いています。

大卒3年目だというのに未だ一軍での登板がないというのが

この村田の陰をさらに薄くしている原因です。

しかし、今年はイースタンでは巨人の投手の中で

最もイニングを重ねているのが村田です。

他の投手を飛ばしてでも、村田はしっかりとローテーションを任されています。

首脳陣が今年の2軍は村田をエースにする事を

まず専決事項にしていることが伺えます。

しかし、村田はどうしてもスタミナが足りないのか、

必ずと言っていいほど中盤以降に失点します。

そんな村田に活を入れるためか、昨日の試合では序盤に失点したにもかかわらず、

村田は完投を命ぜられたようです。

首脳陣の村田に一本立ちして欲しいという切なる願いなのでしょう。

１つ１つの球は非常にクオリティが高く、

すぐにでも一軍で通用するのではと思わせるものがあります。

特に入団以来最も自信のあるスライダーのキレは、

東野のそれよりも上ではないのかと思わせるほどです。

さらに今年は緩急の使い方が上達し、

投球にメリハリがついてきました。

球威もプロ入りの頃はケガの影響もあってか、

140キロに満たないものがほとんどでした。

しかし、先日のHonda戦では145キロを記録したりしています。

確実に球威も付いてきているのです。

後はスタミナをつけることと、

投球の安定感をどれだけ維持する事ができるかが大事です。

良いイニングと悪いイニングがハッキリとし過ぎているからです。

アップした4月24日の試合の村田は例のごとくスタミナ切れで、

六回につかまり負け投手にこそなりましたが、

試合の前半はかなりの好投を見せてくれたのです。

この試合の前半の投球が終盤まで保つ事ができれば、

村田にはプロ初の一軍のマウンドが待っている事と思います。

村田透(巨人)奪三振　2010年4月24日

http://www.youtube.com/watch?v=QG44iBnu88I