雄星と辻内ではプロ初登板はどちらが上だったか?

  • 舎人
    2010年03月12日 00:03 visibility229

雄星と辻内、共に甲子園を騒がし、150キロ超級のストレートを投げ込むサウスポーとして、
鳴り物入りでプロ入りをしました。
色々なところで雄星と辻内を比べてどうなのかという話が出てきましたが、
今までは高校時代の投球をもとにすべてが語られてきました。
甲子園準優勝の実績と柔軟性で雄星の方が上との意見がほとんどだったような気がします。
辻内は分離ドラフトで2球団の競合、それに対し、雄星は統一ドラフトで6球団競合です。
この差はおそらく即戦力としての価値だったと私は考えています。
私も将来性としては甲乙付けがたいものの、
プロ入り時の評価としては雄星の方が上だと思っていました。

それが先日、雄星が初登板したことによって、
2人の比較は第二段階に入ったような気がします。
私の見た雄星はとても即戦力ではなかった。
それどころか、辻内の初登板の時と比べてもどちらが上とも言えない内容でした。
参考までに辻内の初登板のレポを振り返ってみます。

辻内初登板
2006年3月11日(日) 春期教育リーグ ロッテ対巨人戦

一回表
細谷セカンドライナー(146キロ)
根元見逃し三振(インロー148キロ)
青野球が浮いてストレートの四球
林孝セカンドゴロ

二回表
大松フルカウントから空振り三振(143キロ)
田中雅フルカウントから四球
平下カウント1-0からショートフライ(128キロ変化球)
青松の打席で田中が二盗
二死二塁
青松空振り三振(低めワンバウンドの変化球)

三回表
代田カウント1-3から四球
細谷の打席で代田が二盗
無死二塁
細谷サード内野安打
無死一三塁
根元フルカウントから高めに外れ四球
無死満塁
青野初球キャッチャーファールフライ
林孝ファーストファールフライ
大松フルカウントから5球ファールで粘るも145キロ直球を見極めて押し出し四球
田中雅にも押し出し四球
平下センター前2点タイムリーヒット
二死一三塁
青松のレフトライナーを山本が逸らし、2点タイムリー二塁打
代田投ゴロ

三回を投げて被安打3、与四球6、失点6、MAX148キロ
この試合は残念ながら私は見に行けなかったのですが、
二回まではまずまずの投球だったものの、
三回に味方のまずい守備から崩れてしまったようです。

雄星は二回被安打3、与四球3、失点3、MAX144キロでしたが、
どっちもどっちという結果、痛み分けですね。

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