
3月4日 巨人対楽天戦のレポと動画アップ
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舎人
2010年03月06日 08:04 visibility150
試合経過
http://baseballsns.jp/member/27256/match/7598/
今年最初の球場での観戦でした。
非常に寒く、今にも雪かみぞれが落ちてきそうな天気です。
しかし、試合の方は若手の成長を十分に感じることのできる、
なかなか見応えのあるものでした。
まず投手から・・
先発したのは村田でしたが、三回を投げて被安打1、与四球1という内容。
かなり安定した投球でした。この投手はストレートとスライダーを中心に、
球のキレで勝負するタイプ。回転が良く、伸びを感じる球質です。
この日のMAXは一回裏に横川から三振を奪った低めのストレートで140キロ。
140キロを超えたのはこの1球だけでした。
ストレートの平均球速は137〜138キロって感じです。
しかし、この投手は球速表示以上に打者は速さを感じていることでしょう。
この日はスライダーよりも10キロほど遅い変化球を使い、
緩急自在の投球でした。まるで栂野のようです。
これは昨年までの村田にはあまり見られなかった特徴だと思います。
この投球を続けて行けば、
今年は一軍での登板もあるのではないかと思いました。
二番手は深田でしたが、山崎にフルカウントに粘られ、
決めに行った外角ストレートを本塁打されていました。
決して悪いコースではなかったと思います。
MAXは134キロ止まり、平均だと130キロほどです。
この大田スタジアムは球速表示が辛めで、
東京ドームよりも-2キロ、ジャイアンツ球場だと-4キロって感じですが、
それを差し引いても深田の球威は物足りない。
暖かくなればもう少し速くなることでしょうが、
このままでは上で活躍する姿を想像することが難しいです。
三回を投げて、この山崎の本塁打を含めて被安打は2、
無四球とまずまずの好投をしましたが、この投手は、
2軍では好投しても、1軍では何故か結果を出せません。
今年はなんとか一皮剥けて欲しいと思います。
西村優はさらに球威が物足りない。
MAXは132キロが数球で、平均球速に至っては130キロ未満です。
たてに割れるカーブが武器で、コントロールもまあまあ良い投手ですが、
今のままでは、とても支配下枠に入れるとは考え辛いです。
この日は二回を投げて、被安打なし、四球1という内容でしたが、
いい当たりが運良く味方野手の正面を突く、
幸運に恵まれたものだったと思います。
とはいえ、打者の懐を恐れずに突く投球が、
いい当たりでも野手の正面に行くことになったのかもしれません。
あるいはこれは一緒に組んだ鬼屋敷のリードかな..
打者について・・
この日の殊勲は3人、先制タイムリーを含むマルチ安打の藤村、
タイムリーと四球2つで3度出塁した橋本、
だめ押し2点タイムリーの大田です。
藤村の先制タイムリー二塁打はインハイのストレートを打ったもの。
昨年よりスイングは間違いなく鋭くなっています。
もう1本のヒットは相手ショートが逆をつかれてセンターへ抜けたような、
どちらかと言うとラッキーなヒットでした。
この日、セカンドの守備では7度の守備機会がありましたが、
いずれも無難にこなしていました。
昨年は凡ミスが時々ありましたが、元々動きは俊敏です。
年々上達していると思います。
橋本はセーフティバントを試みたり、
相手の嫌がることをどんどん仕掛ける姿勢は、
まさに将来のトップバッターに相応しい心がけです。
選球眼もいいですし、今のままでも十分一軍で試用する価値があると思います。
タイムリーは高めの球を上から叩いた見事なものでした。
走攻守全てに渡って高いレベルで成長していると思います。
最後に大田について。
初球から思い切りよくぶんぶん振り回していましたが、
この日は満塁の場面で体制を崩されながらもタイムリーヒットを打ちました。
打った相手投手の戸村はこの日両軍合わせて最も球威があり、
当然大田もストレートに照準を絞っていたのでしょうが、
それを見透かして投げてきた戸村の123キロスライダーを、
なんとか食らい付きました。
また、七回には橋本を一塁走者に置いて、
見事なランエンドヒット、右打ちです!
はるで図ったかのように一二塁間を抜けて行きました。
一軍ではなかなか結果が出ませんでしたが、
このような状況に応じたバッティングができるのです。
大田も間違いなく成長していると感じました。
楽天の方は打つ方が3安打と少し元気がありませんでした。
どうも先発の川井や山崎などのベテランの方が目立っていた感じでした。
2010年3月4日 巨人対楽天戦 ダイジェスト
http://www.youtube.com/watch?v=MJ7F_HpEmZU
- 事務局に通報しました。
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