動画で振り返る2009年のファーム(番外)・来季への足がかりを作った田中大二郎

今日はこのシリーズの最後、番外編として田中大二郎について。

今年私は3月の教育リーグから35試合ほどファームの試合を見に行ったのですが、

大二郎は出場した試合のほとんどでヒットを見せてくれました。

大二郎はもともと器用な打者で、広角に打つことも出来る打者でしたが、

今年はそれに磨きがかかったような気がします。

田中安打打球方向

2008年　右54％　中23％　左23％

2009年　右40％　中33％　左27％

どうやら最大の弱点だったアウトローの落ちる球に対応し、

今年はうまく三遊間へヒットを放っていました。

それに伴い昨年は20もあった死球が今年は3に激減しています。

相変わらず内角への厳しい攻めはありましたが、

アウトローへの過剰な意識が減った分、

なんでもかんでも踏み込んで打つといったことが無くなり、

打席の中で余裕を持って構えられるようになったのかもしれません。

来季は田中にとって本当の意味で勝負の年だと思います。

一年間ファームの優勝チームの4番を張った打者です。

打つ方に関しては正に抜擢の旬を迎えています。

しかし、ひいき目に見ても外野の守備はかなり厳しい。

肩の強さは巨人一と言っていいほどですが、いかんせん守備範囲が狭過ぎるのです。

その一方で、ファーストの守備はなかなか俊敏でファームでも上手い方です。

まず打撃で認められ、試合の終盤に“代打→ファーストの守備固め”

といった起用方法を目指して欲しいと思います。

来季スタメンは今年と代わり映えの無いものになるかもしれませんが、

試合の終盤は・・

遊　坂本

中　松本

一　田中

左　長野

右　亀井

三　大田

捕　阿部

ニ　中井

なんてオーダーになっているかもしれません。

そんな夢を見ながら今年最後の更新を終えたいと思います。

良いお年を！来年もよろしくお願いします。

田中大二郎2009年

http://www.youtube.com/watch?v=ITMjUi3Uikc