今年のルーキーたちについての印象(3) 笠原将生・仲澤広基

  • 舎人
    2009年10月19日 02:28 visibility694


 


今日はドラフト5位入団の笠原と6位入団の仲澤に着いて




笠原将生


笠原の父親を私は見たことがあります。


右のスリークオーターの投手で、


丁度ヤクルトに入った増渕のような投げ方をした投手でした。


なにしろ腕のしなりがもの凄く、


地元新聞に連続写真が掲載されたほどでした。


球速的には143〜144キロほどだったのでしょうが、驚異的な球の伸びです。


中央球界では無名でしたが、笠原(父)の投球を見たことがある人は、


同じ群馬県から一学年上で西武にドラフト1位指名された渡辺久信より、


素材的には上だと一様に話していたほどでした。


ロッテにドラフト1位指名されたのは実績よりも、


素材としての魅力一点からだったのだと思います。




さて、息子の将生投手についてですが、


正直、現時点では父親の栄一投手ほどの腕のしなりもなければ、


驚異的な球の伸びもありません。


また、昨年のドラフト指名時の放送で解説の小関さんが、


「笠原君はお父さんに投げ方が良く似ている」と話していたのですが、


実際は真上から投げ下ろす、オーソドックスなオーバースローです。


今年入団した投手の中では誰よりも長身で、


柔軟性を感じる球持ちの良い投球フォームから、角度のある球筋が特長の投手です。


球速は私が確認したものでMAXは144キロ、


ストレートの平均は139〜140キロってところです。


持ち球はカーブとスライダーしか今のところ無いように思いました。




今年イースタンの公式戦では2試合の登板に止まりましたが、


チャレンジマッチやシリウスでは13試合も登板しています。


9月には2試合ほどフューチャーズの先発も努めました。


チャレンジマッチとはいえ先発投手に抜擢されているのは、


来年以降期待されている証拠でしょう。


大きな身体からは無限の可能性を感じますし、


リン・イーハウと双璧のスケールの大きさを感じます。


しかし、今年入団した投手の中では未完成度が宮本と並んで強く、


5年先に出てくるかどうかといった感じです。


化ければ誰よりも面白い!それが私の笠原の印象です。


父親の果たせなかった夢を叶えて欲しいです。




兄弟型は弟との2人兄弟、血液型はO型、投手なら問題ない系統だと思います。




2009年6月7日(日) 笠原将生奪三振!


http://www.nicovideo.jp/watch/sm7281951




仲澤広基


仲澤について一言で言えば打撃型の内野手です。


打つことに関してはしっかりと技術的に完成されている印象で、


トップの位置がしっかりとし、バットが実にスムーズに出てきます。


内角に食い込んでくるストレートにも、外角に逃げていく変化球にも、


どちらにも対応するバッティングです。


特に印象深かった試合が2つ、1つは4月19日に越谷で行われた日ハム戦


巨人は日本ハムのルーキー左腕大屋を打ちあぐね、六回までノーノーです。


それを仲澤がチーム初ヒット、


さらに1点リードされた八回にレフトポール際に逆転本塁打!


これは仲澤のプロ第一号となったものですが、


内角に食い込んでくるスライダーにうまく対応し、


脇を締めて豪快に振り抜いたものです。


この仲澤の活躍でシーズン序盤もたついていたチームは連敗をストップしたのでした。


もう1つは先日話した9月22日の楽天戦


4打数4安打1打点の大活躍!


6点ビハインドの試合をひっくり返す立役者となりました。




私は体つきといい、大卒の右打ちの内野手ということもあり、


同じようにドラフト下位指名入団の大須賀のような選手を想像していたのですが、


大須賀よりも打つことに関してははるかに技術的に上の選手でした。


また、昨年入団した加治前の方が長打力はありましたが、


確実性という点では仲澤の方がずっと上に感じます。


勝負強いですし、打つことに関しては大きな欠点も見あたりません。


おそらくケガさえなければ一軍の戦力になっていたのではないかと思えます。




しかし、このような打撃センスを持ちながら、今年は42試合の出場に止まりました。


打率は.319と存在感を示しましたが、打席数は106と橋本や大田の4分の1以下です。


ドラフト時もケガで評価を落とし、プロ入りしてからもケガでチャンスを逸しています。


ケガをしないのも才能のうちです。このままでは本当にもったいない。




守備は内野なら全てのポジションを守りましたが、


可もなく不可もなくといった感じで、下手ではないものの名手ではないと言った感じ。


走塁に関しては足はけっして遅くないものの、やや消極的な印象です。


大田に比べれば守備に関してそつはないものの、


走塁は明らかに大田の方が上だと思います。




今オフをうまく過ごし、キャンプで首脳陣にアピールできれば、


来シーズンの開幕一軍入りが期待できると思います。


そのためには一にも二にもケガに注意すること。


体のケアに人一倍気を遣って欲しいと思います。




兄弟型は兄との2人兄弟、血液型はA型、


同じ系統の内野手のスラッガーに原監督がいる。頑張れ!




2009年3月11日(水) 仲澤広基タイムリー二塁打!


http://www.nicovideo.jp/watch/sm6430507


2009年4月7日(火) 仲澤レフト前ヒット!


http://www.nicovideo.jp/watch/sm6723309


2009年4月19日(日) 仲澤ライト前ヒット!


http://www.nicovideo.jp/watch/sm6798280


2009年9月22日(火) 仲澤ケガから完全復帰をアピールする4安打!


http://www.nicovideo.jp/watch/sm8524263


2009年4月19日(日) 仲澤レフトポール際逆転本塁打(プロ初本塁打) PW=2009


http://a-draw.com/up/download/1255884601.mov


 









































































































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