PK戦といえば・・・。
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もりさわ ゆう
2007年07月22日 01:14 visibility36
「負けたら終わり」のトーナメント。
そして、「絶対に負けたくない」相手のオーストラリア。
前半は、45分間しっかり守りきった日本代表。
オーストラリアも、日本にシュートチャンスを与えない。
ただ、オーストラリアは慎重に戦っているみたい。
「先に失点をしたくない」という気持ちが伝わってくる。
緊迫した試合。
固唾を呑みながら見守る中、あっという間の45分だった。
後半、大事な先制点を奪ったのは、オーストラリア。
68分、コーナーキックからアロイージ選手に決められる。
しかし、怯むことなくすぐに反撃。
そして、エース高原選手の執念のゴールで追いつく。
オーストラリアは、同点ゴールを決めた高原選手に対してのラフプレーで、退場者を出して厳しい状況に追い込まれる。
しかし、1人少ない相手に逆転ゴールを奪う事が出来ない日本代表。
そのまま、オーストラリアに守りきられ延長戦へ。
明らかにオーストラリアのほうが疲れていたと思うけど、ボールの支配も、シュートチャンスも、日本代表のほうが上回っていたと思うけど、もちろん相手GKの好セーブにも阻まれていたけど、どうしても勝ち越しゴールが奪えない。
結局、オーストラリアに守りきられ、PK戦に。
心拍数が上がり、組んでいる腕を伝わる。
その掌に汗を握り、祈るようにテレビ画面を見守る。
しかし、日本には「PKの神様」がいた。
オーストラリアの1人目と2人目を、川口選手がピタリと止めて日本が優位に立つ。
3−2となり「これで決めると日本の勝利」となるはずだった4人目は同点ゴールを決めたエース高原選手。
しかし、クロスバーを大きく越えてしまう。
オーストラリアの5人目が決めて3-3となる。
それでも、「これで決めれば勝ちが決まる」日本の5人目は、ドイツワールドカップで屈辱を味わった選手の1人DF中澤選手。
中澤選手が蹴ったボールは、キーパーが飛んだのとは逆のサイド。
見事、右上のネットを揺らし勝負あり。
喜びを爆発させながら、勝利のPKを決めた中澤選手に駆け寄る選手たち。
それにしても、PK戦での川口選手の集中力はすごい。
前回の中国大会の時もそうだったように、この苦しい戦いを乗り越えた勢いで頂点まで登りつめて欲しい。
今日の試合は、GK川口選手ががんばった。
準決勝では、攻撃陣ががんばって、出来る事なら90分で勝利して欲しい。
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- 事務局に通報しました。
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