1点の重み。
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もりさわ ゆう
2007年07月10日 01:10 visibility33
今日の試合は、ある意味「我慢比べ」だったかもしれません。
カタールは自陣で守りを固め、日本は横パスばかり、見ているこっちはただ黙って見守るしかありませんでした。
もっとシュートの場面を見たかったけど、とにかく後ろでボールを回しているだけ、たぶんカタールの選手は余裕でボールの行くへを見守っていたことでしょう。
前半は、つまらなく我慢の45分でした。
後半になって、ようやく盛り上がる場面が訪れました。
61分、ペナルティエリア内の左サイドから今野選手が右足のアウトで「技ありクロス」を出して、それを高原選手がキッチリ決めてくれた、ビューティフルなゴールでした。
このゴールが、日本の選手に元気と自信を与えたのか、動きがよくなって攻め込めるようになったように感じました。
その分カタールも選手交代も含め、「負けたくない」という重いで日本のゴールを脅かしつつありました。
ただそこは、阿部選手や中澤選手が中心にカタールの攻撃の芽を摘んでいました。
途中交代で、羽生選手が入り「追加点を取るぞ」という意図はわかりました。
ただ、やっぱりというかシュートが撃てない。
で、チャンスを作っても決めきれない。
それでも、守りきれればよかったけど、世の中そうそう簡単ではありません。
終了間際、ゴール前ペナルティーエリアのギリギリ外で、阿部選手がカタールの選手と接触してFKを与えてしまいました。
とはいえ、あれをファールと言われるとDFは辛いなぁ。
でもって、見事に決められてしまい同点・・・。
ロスタイムに、羽生選手が決定的な場面を掴むも、ここもやっぱり決めきれずドロー。
「あと1点」がなかなか取れず苦しみ、その結果「九死に一生を得る1点」を取られてしまい、選手にとっては「疲れだけが残る勝点1」になったような。
今日の試合は、「1点の重み」を痛感した試合になりましたが、今日の試合の反省点を活かし、この試合で挙げた勝点1が最終的に活かされるような結果を期待します。
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- 事務局に通報しました。
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