翼あるもの

  • miyashu
    2007年12月01日 22:05 visibility45
それにしても、こんなドラマティックなことってあるでしょうか。

大分が残留を決めることができた大きな要因のひとつは、鈴木慎吾。
プレーだけでなく、闘う者のメンタリティはチームを劇的に変えた。

慎吾のプレーを伝え聞くたびに、新潟サポさんの心中は複雑だったでしょう。
慎吾に活躍してほしい、でも、新潟には帰ってきてほしい。
その複雑な心中を更に複雑にした今日の慎吾の活躍。

今日の慎吾&司のFKは本当に切っ先鋭い刃物だった。
FKのたびに、新潟の守備に緊張感を走らせた。

前節磐田戦で決めたブレ球。
再び、スーパーゴールとなったブレ球FK。
開幕戦で闘ったときには、新潟のユニフォームを着ていた慎吾が、オレンジに染まったゴール裏に向けて、大分の選手としてFKを決める。

2点共に慎吾のFKが起点となった。

こんなすごいFKで得点する大分なんてこれまで想像すらできなかった。
もしかして、ウイル以来じゃないだろうか、スーパーFKが期待できたキッカーって。

そして、大分の強さを印象づけるのが守備。
コンパクトに全員で連動した守備。
雅人の献身的な走りに代表される高い位置からの守備。
最終ラインの身を挺した守備。
相手のスキをすいて、虎視眈々と狙っている。
磐田戦で見せた強い守備は健在だった。

いいことなかった07シーズン。
でも、最終戦は、来シーズンへの期待を抱かせてくれた。
大分は翼をもがれた鳥じゃなかった。

来シーズンはシャムスカ体制の継続。
チーム編成も現有戦力の確保を優先した、継続方針。
ピンポイントの補強がカギとなろうが、それは、また今後の話。

とりあえず、来週の天皇杯にまた期待を寄せるとしましょう。

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