覚醒　〜第３節　VSＧ大阪〜

どきどきしながら録画のＤＶＤをつける深夜１２時。
雨の中、万博にかけつけたトリニータサポーターの声が大きく響いている。

でもね、ほんっと何点取っても安心できないね。
走り姿がなんとなくファビーニョ（02大分）を思い出させるフェルさんと、
縦横無尽のスーパーストライカーマグノ。
この二人をどうやって止めろというのだ。

と、思ったら、もうなんのかんのスペース与えないもんね作戦で、
がちがちに固める、なりふり構わず取りにいく、前線からチェックぎちぎち。

前節ではサブにＤＦ入れなかったのに、
（たぶんもしものときは４バック（２バック）ってつもりだったんだろう）
今節は柴小屋を入れてるあたり、もう徹底してマンマーク、
負傷交替や、レッド退場も想定内でってくらいの心意気ではないか。

とにかく全員守備、これに尽きます。
そして攻撃は、ついについについに、オズマール覚醒。
あんな武器があったんですね。
２点目のヘッドなんてもうすばらしい。
さあ、次は足下のワザを見せてくれ、と期待広がる。
シャムスカさんの予言通り。

相手が前がかりになり、スペースがあいてくると、さっそくショータ投入。
思惑通りの展開、ってのもシャムスカさんのすごいところ。
それにしても落ち着いてました。
キーパーに対面してあわててふかしていたあのショータはどこにいったんだ。
なんという小憎らしいくらいの落ち着き方。
今年は本当に違うぞ。
ついについについに、ショータ覚醒。

なんてすてきなトリニータ。
あのＦＣ東京戦はなんだったんだ？？？
もしかしてシャムスカさんはこのＧ大阪戦を序盤の最重要ゲームと位置づけ、
とにかくここで勝つための仕上げをしてきたんではなかろうかと疑うくらい。
開幕で勝って、ここで負けるのとでは、これからのチームのイキオイは大違い。
シーズンの流れを見越したピークの持っていきかたなのか。

もうとにかくうれしいうれしい。
今年もやっぱりトリニータはやってくれます。