大分の代表選手ピッチに立つ

  • miyashu
    2006年09月06日 23:36 visibility79

ついに1点を奪った日本。
高地での慣れない試合、ひどすぎるピッチ状態。
アウェイの過酷な試練に挑み、最後の最後でリードを奪った。

ロスタイム、72番が出番を待つ。
といってもこの状況での役目は、選手交代の時間稼ぎ、そしてキープしろ。
でも、大分サポにとっては歴史的瞬間だった。
チーム創設初のA代表選手。
ベンチ入りを果たし、ついには代表戦出場の記録を刻むことになった。
梅崎司。
大分トリニータのチーム名とともにテレビに映し出される。
この感慨深さは代表選手を何人も送り込むようなビッグクラブにはわからない。

左サイドでボールを受け、キープ、リターン。
たったそれだけだったけど、勝利の瞬間、ピッチ上に梅崎司の姿があった。

しかし、たったこれだけの出場は梅崎にとってはよかったのかもしれない。
物足りなさは、次への欲望をかき立てるだろう。
次も必ず代表に選ばれてやる。
もっと試合に出てやる。
モチベーションをかき立てられたに違いない。
オシムの目論見もそこにあったのかもしれない。

ひとつの歴史が刻まれたアジア杯予選イエメン戦。
トリニータの代表選手は次にどんな歴史を刻んでくれるのだろうか。
梅崎が、西川が、高松が、松橋が。

それにはリーグ戦のチームの奮闘が第一だ。
この試合の物足りなさを、九州ダービーで爆発させてくれ。
大分の守護神・西川周作。
切り裂く司令塔・梅崎司。


ちょっと感傷的な文章を書いてしまいました。
記念なのでお許しを。

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