ネットカフェに響くああーとおおー〜第15節浦和VS大分〜

  • miyashu
    2006年07月26日 23:39 visibility71
静かなはずのネットカフェに時折、ああーとかおおーとか、
嬌声や溜息や歓声が響く。
奇妙な連帯感にほっとした気分を覚える。
無関係なお客さんにははた迷惑な話だろうけど。

徹底したマンマークと守備の連動でなかなかチャンスを与えない大分。
復帰したばかりの田中達也には翻弄される場面も目に付く。
しかし、浦和の守備も堅く、マイボールになった大分も攻め手を欠く。
前半は守備に重点を置いているのか、大分の攻撃の核であるダブルボランチの攻め上がりもない。

両チームとも守備に見せ場があるが、攻撃に見せ場がないといった前半。
大分はほとんど守勢にまわっている。
松橋の決定機が唯一の見せ場かな。
大分も決定的な場面をつくられるが、バーとオフサイドに助けられる。

大海って策士なのか。
ファウルを誘ったり、痛がってみたり、何か言ってるようであったり。
ずるがしこい演技派DFの風格も身につけつつある。
体を張ったDFも今日はたくさん魅せた。

慎重な攻め合いの前半から、後半はすっかり大分がペースをにぎった。
これって浦和サポが見ても大分ペースだったよね。
ネットカフェに、おおーという歓声が増える。
高橋大ちゃん、今日はいいよお。
運動量も積極的な攻撃姿勢も、セットプレーのヘッドも。
ラファエルも強さ、多様なプレーを兼ね備えてこの先が楽しみ。

大分のゲームだったはず。
でも、たった1回、小憎らしいほど決定的なチャンスをつくり、小憎らしいほど落ち着いて決めてしまった浦和。
大分は度重なる決定機をつくったけど、シュートを打つ場面には余裕がなかった。
コースの選択肢であったり、このタイミングしかないという時間的な余裕のなさであったり。

昨年2敗してる大分。
優勝を狙うチームの浦和がここで負けるわけにはいかない。
プライドとチームの経験値。
それが田中達也に1点を奪わせた。
大分の若さが決定的なチャンスを外してしまったといっていいかもしれない。

ほとんどの大分サポが、松橋があのとき決めていれば、
ラファエルがあのスルーパスを決めていれば、
そう思ったはずだ。(もちろん自分も)
でもそれらのシュートには余裕がなかった。

0−0の試合途中で思った。
このゲームなら負け試合になるかもしれないけどいい。
と、同時に、こんな展開で負けるなよ、悔やみきれないからとも思った。

試合が終わって思った。
ま、いいか。いいゲーム内容だったから。
でも、悔しい、勝てたはずなのに。

大方の大分サポさんもこんな思いなのでは。  

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