僕らはなぜJリーグを応援するのか

海外のリーグしか見ない。
Jリーグなんかつまらない。
やっぱりイングランドだ、イタリアだ、いいやスペインしかない。
南米を忘れてもらっちゃ困るよ。

Jリーグを馬鹿にすることで、なんか優越感をもとうとする人たち。
Jリーグを応援している僕らはね、だーれもJが海外より優れてるとか、どうとか比べたりはしてないんですよ。
ホームタウンだから。
理由はそれだけ。

実はそれこそ海外のリーグが存在する理由でしょう。
週末は地元チームを応援し、ニュースに一喜一憂し、次の試合の話題で週末を待つ。
２部だって、何部だって、アマチュアだって、地元にあるチームなら応援にかけつける。
サッカーのある街の風景。

あこがれるべき根っこは、「海外」のサッカーではない。
自分の住む町にその国のトップリーグのチームがあること。
大分にはそれがある。
毎年残留争いをしようが、代表選手がいなかろうが、ひょいと練習見学にいけるJチームがある。

衛星放送でしか見られないワールドクラスと
自分の住む地域にある、いつでもスタジアムに駆けつけられるJの弱小チーム。
どちらをとるかといわれれば、迷わず地元のJチームでしょう。

企業チームではない、ホームタウンが育てるクラブ。
Jリーグ発足当時から比べると、ホームタウンの意識は各段に強くなり、
それこそ、JFLや地域リーグまで地元のチームを育てようという気運が高まっている。

僕らがJリーグを応援する理由。
それは僕らの街にあるチームだから。