
サッカーと身長
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ママドーナ
2009年02月07日 12:17 visibility232
「長身対策」が課題とされているオーストラリア戦を前に、
私の勝手な思い込みを書かせてもらう。
サッカーはあらゆる団体球技の中で最も“身体能力の影響が少ない”、
言い換えれば最も“乏しい体格を技術でカバーできる”スポーツだと思う。
特に身長というものは何を食べようがどんなトレーニングを積もうが、
意のままに改善することができない“宿命”であり、
遺伝とか人種とかそういうものにずいぶん左右される要素である。
したがって、比較的小柄な人種である日本人にはどうしても世界との格差が生じてしまう。
例えばバスケやバレーなどの競技においては身長が低いと明らかに攻撃力に欠け、
小技や守備で対応するのがやっとというカンジになる。
だからほんの一握りの高身長の選手を育て上げるか、
背が低くても驚異的なジャンプ力を有する選手が出てくるのを待つか、
いわゆる救世主頼みとなってしまう。
そういうわけで多くの子ども達は、早い時期に「身長が低いから」という理由で
競技志向から外れてしまう。
それでは日本のレベルが頭打ちになるのも当然だ。
野球も例外ではない。プロ野球選手を見れば一目瞭然だが、
体格的に恵まれた選手がはるかに多い。
ピッチャーならば長身で腕が長いとその分遠心力が強くなり速い球が投げられるし、
バッティングでもスイングスピードが上がり長打が出やすくなる。
守備でもリーチが長ければ守備範囲が広がるし、
やはり長身の選手のほうが有利だ。
しかしながら、比較的小柄な日本人選手でも世界に十分通用しているので
運動能力でカバーできない種目でもなさそうであるが・・・。
ではサッカーはどうか。
サッカーでも身長が高ければハイボールへの対応がラクになるし、ヘディングは脅威だ。
GKだってリーチが長ければゴールが狭く感じられるし、それなりに迫力が出る。
しかし・・・
サッカーが足でボールを蹴るスポーツである以上、
身長が高い=足元をすくわれやすいという最大のデメリットが発生する。
それに加えて単純なルールとボール1個でできる手軽さから、
子ども達も親しみやすく夢中になりやすい競技だし、競技人口が多くなるのも当然だ。
日本のレベルも更にどんどん向上する可能性がある。
そして「身長<技」を世界中に証明したのがディエゴ・マラドーナであった。
あのレベルだとそれこそ“救世主”になってしまうが、
そこまでいかなくても、サッカーにおいては身長差をカバーする方法がいくらでもあるはずだ。
高速ドリブルや巧みなボールタッチ、スペースを有効に使った攻撃などがうまくいけば
平均身長差がどれだけあっても優勢を保てる。
スピードを生かしてかき回せるとか、確かな足技とパスワークで形を崩せるとか、
そういう特徴のある選手をうまく起用すればなんとかなると思うのだが。
先日のフィンランド戦で健闘した中村(憲)や内田、岡崎なんかは
身長は低くてもそれぞれそういう持ち味を持っていたと思う。
もちろん、オーストラリアの選手は身長が高いだけでなく足技も巧いし、
スピード・持久力はもちろん、戦術もしっかりしていて組織としてのレベルも高い。
だから日本チームはそれ以上のパフォーマンスを出さなければ容易には敵わない相手だが。
対オーストラリア戦は限られた交代枠の中でどの選手をどう有効に使うか、
90分間どれだけ集中力を切らさずに正確なプレーができるか、
これに尽きると思う。
私が言いたいのは・・・つまり必要以上に身長差をいちいち騒ぎ立てるのはどうかということだ。
そんなものデータのひとつに過ぎないのだから・・・。
とにかく、岡ちゃん(監督のほうね)の本領発揮を期待したいところだ。
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