
J2とJFLの差
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和田浜
2010年09月12日 00:08 visibility137
9月5日、天皇杯2回戦が行われ、ポカリスエットスタジアムでガイナーレ鳥取は徳島ヴォルティスと対戦しました。
JFLで首位に立っているガイナーレ鳥取がJ2の徳島ヴォルティスに対して、どのような試合を見せてくれるのか、期待と注目が集まりました。ポカリスエットスタジアムには多くのガイナーレ鳥取サポーターが駆けつけていました。スタジアムの構造上か、声の響きが良かったです。
ホームの徳島ヴォルティスのリズムで選手紹介されていきます。その前に第九の合唱があるのを知りました。ポカリスエットスタジアムの照明が一基だけ故障しており、試合の途中まで沈黙していました。
特に遅れることなくキックオフされました。さすがと言うべきか、徳島ヴォルティスの動き、攻めは速かったです。さらに精確でした。終始、格の違いを感じました。序盤、ガイナーレ鳥取は振り回され、我慢を強いられます。前線で梅田選手と住田選手が突破を試みますが、ボールをキープできません。
かろうじて猛攻をしのいでいたガイナーレ鳥取の守備陣でしたけど、クリアミスから先制を許してしまいます。その後、徳島ヴォルティスの疲れが見え始めると、ガイナーレ鳥取のパスが通るようになりました。何度か好機を作るものの、相手ゴールを脅かすまでには至りませんでした。スコアは動かず、0-1で前半を終えました。
ガイナーレ鳥取は後半の頭からハメド選手を投入します。ハメド選手が入ったことで中盤から前線に厚みが増しました。相手もマークしてくるので、局面によってはスペースが生まれるようになりました。リズム良くボールが回り、美尾選手がシュートを決めます。綺麗なパスワーク、そしてゴールだったと思います。
一気に逆転といきたかったのですが、逆に徳島ヴォルティスに勝ち越されます。CKからヘディングシュートを決められました。ガイナーレ鳥取にとって嫌な時間帯での失点でした。もう少し持ちこたえることができていたら、また違った展開になっていたかもしれません。
それから実信選手が入り、一気に中盤が活性化されます。視野が広く、冷静にパスを供給する姿は頼もしかったです。後半30分頃、ガイナーレ鳥取はペナルティエリア目前でFKを得ます。ハメド選手が慎重に蹴りましたが、ボールは枠を捉えませんでした。その後、小井手選手が決定機を外し、あと一歩のところで同点に追いつけません。
ガイナーレ鳥取が攻め込んでは徳島ヴォルティスがカウンターを仕掛けるといった攻防を繰り返しつつ、時間が過ぎていきます。アディショナルタイム直前からガイナーレ鳥取は喜多選手をトップに上げて、パワープレーに入りました。その喜多選手をターゲットにロングボールを放り込み、競り合うものの、相手の懸命な守備もあってシュートが打てません。結局、同点に追いつけず、1-2で敗退しました。
思っていた以上に徳島ヴォルティスは強かったです。今のガイナーレ鳥取なら接戦に持ち込め、ひょっとしたら勝てるのではないかと期待していました。格の違いを見せつけられました。とにかく速くて、J2とJFLの差を感じました。ガイナーレ鳥取には、さらなるパワーアップとスピードアップが求められます。この時期にJ2チームと対戦できたのは良かったと思います。
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- 事務局に通報しました。
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