
上手く時間を使えずに勝ち点1
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和田浜
2009年10月27日 19:14 visibility54
10月25日、とりぎんバードスタジアムでガイナーレ鳥取はアルテ高崎と対戦しました。
JFL後期第13節になります。残り試合が少なくなってきて、佳境を迎えつつあるのを感じます。ここに来てガイナーレ鳥取は良い流れになっています。流通経済大学に雪辱し、天皇杯ではコンサドーレ札幌に善戦し、前節のFC琉球戦には逆転勝ちしています。この試合は引き分け以上で4位以内に復帰できるという条件でした。
天候は曇りでした。思っていたよりも空が暗く、雨が降らなければいいのだけれどと思いました。無事に雨が降ることなく試合は終わりました。しかし、ガイナーレ鳥取にとっては空模様のように重苦しい試合内容、結果となりました。
この試合、主導権はアルテ高崎のほうにあったと思います。動きが良かったです。とりぎんバードスタジアムのピッチを軽やかに駆け回り、ポゼッションも上回っていました。そのアルテ高崎が先制しました。GKシュナイダー選手が反応したものの、押し込まれてしまいました。まだ序盤だったのが救いでした。
ガイナーレ鳥取は実信選手を起点として攻撃を組み立てていました。期待していたほどには梅田選手と阿部選手のツインタワーは機能せず、それほど怖さがなかったです。アルテ高崎のディフェンスも良かったのかもしれません。ゴール前で梅田選手が粘り、吉野選手が、この試合でもゴールを決めて同点に追いつきます。前半30分過ぎに梅田選手が退きました。スクランブルだったみたいで、慌てた感じで釜田選手がピッチに入っていきました。1-1で前半を終えました。
後半に入ってからガイナーレ鳥取が持ち直し、五分五分と言った試合内容になりました。ただ少しずつ運動量が落ちていきました。そうした中、鶴見選手とハメド選手を投入して活性化を図ります。アルテ高崎のゴール前で実信選手が競り合って逆転に成功しました。実信選手の諦めない姿勢、気迫が実りました。
時間が残り少なくなっていく中でパワープレー合戦という様相になりました。ガイナーレ鳥取としては中盤、前線でボールをキープできず、上手く時間を使えなかったのが悔やまれます。運動量が落ちて中盤が抜けていました。活発だったのがハメド選手で、GKシュナイダー選手としても一気にフィードし、ハメド選手にボールを預けるという選択をせざるを得ないようでした。でも逃げ切れませんでした。後半43分、アルテ高崎に混戦の中を押し込まれました。ガイナーレ鳥取は相手のハンドをアピールするものの認められませんでした。
2-2で試合は終了し、ガイナーレ鳥取は勝ち点3を勝ち点1に減らしました。それでもJ2昇格圏内の4位に浮上しました。勝って欲しかった思いが強かっただけにがっかりし、引き分けではなく負けた感じがしてなりませんでした。このマイナス勝ち点2が響かないことを願うばかりです。これで優勝の可能性は潰えたと思うので、あとは4位以内を死守してもらいたいです。勝てば順位は下がりません。残り4試合、全勝するしかないです。上も下も見る必要はないと思います。
この試合はNHK鳥取が中継していました。観客動員の面で影響を心配したのですが、かろうじて3,000人を超しました。次のホームゲームでは山陰放送が中継の予定です。J2昇格へ向け、こちらもクライマックスという感じがします。あとはガイナーレ鳥取が期待に応えるだけです。
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- 事務局に通報しました。
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