06/07 インテルの姿
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べろぞぐる
2006年09月04日 20:30 visibility1361
ようやく移籍マーケットが終了し、インテルの06/07のスカッドが確定しました。
主な加入選手としては、DFはグロッソ、マクスウェル、マイコン。MFがヴィエラ、ダクール、M・ゴンザレス、FWにイブラヒモビッチ、クレスポ。
逆に放出選手としては、DFがファバッリ、ウォメ。MFがザネッティ、セーザル、ピサロ。FWがマルティンス。
スカッドとしては、最後にM・ゴンザレスを獲得した事で、デキのセンター起用が可能なサイドの陣容が確保出来たのでいい補強内容だったと思う。勿論、前にも書いたようにマルティンスの移籍には多少がっかりしたけど、代わりに入ってきたのがクレスポとイブラヒモビッチじゃ仕方がない。イタリアので実績も十分な2人の加入は大きな財産になりそうな気がする。
DFもスタメンで変わるのはファバッリだけだし、そのファバッリも怪我などでフルシーズンの活躍を期待出来なかった事を考えると、グロッソとマクスウェルを獲得した左サイドバックの補強は評価して良し。特にグロッソはワールドカップ前に獲得しておいて本当に正解!サネッティのバックアップとして、またサイドハーフの緊急時サネッティをMF起用する時にも使えるマイコンの獲得も損な補強じゃない。
多分、マンチーニ監督はシーズン序盤は4−4−2は崩さないと思う。それが定石だし、シーズン開幕直後は何があるか判らないので、フォーメーションはいじらない方が吉だと思う。
但し、去年のインテルの戦術的要のヴェロン不在がどこまで大きいのか?残念ながらプレシーズンマッチを今年は一試合も見れなかったので判断できないが、ヴィエラとカンビアッソではヴェロンの代わりにはならない事は明白。ヴェロンの長い距離の正確なパスの代わりに、どう言う試合の組み立て方をしていくのか、僕としてはフィーゴをトップに近い位置で動かして、デキをセンターハーフに近い任務にする変則的な4−4−2が効果が高いと見てる。フィーゴをMFとFWの間に挟む事で、ヴェロンが長い距離を稼いでいた所を補完するのが目的。ヴィエラ、カンビアッソ、デキはいずれも運動量はバツグンに多いので、3枚でも何とかなると思うんだけど…
更に、攻撃力の高いグロッソを左サイドバックに起用する事で、左の主導権も取り易くなるし問題はなさそう。右はサネッティとフィーゴは去年から組んでいるカップルなので、計算はしやすい。
むしろ問題はFW。アドリアーノ、クレスポ、イブラヒモビッチと言う3人のファーストトップスタメン候補をどう使っていくのか?去年の得点王のクルスは?レコバは出れるの??何かと興味の尽きないFW陣。でも少なくともイブラヒモビッチとアドリアーノは共存は難しいと思う。両方ともゴールに向かって左サイド側に開く癖があり(これはレコバも同じ)、プレースタイルこそ違うけどポジションが被るのは余りにもリスクが高すぎる。クレスポ+アドリアーノの又はクレスポ+イブラヒモビッチがベストチョイスかな?クルスとレコバはスクランブル状態の時の貴重なバックアッパーとしての起用が現実的…残念だけど。
今年は少なくともスクデットの獲得を期待されている、マンチーニにとってもインテルにとっても正念場のシーズン。それこそ小さな敗戦や躓きも大きなニュースになる可能性を秘めているし、ローマやミランも侮れない存在である事に変わりない。ミランは、直接対決で2連敗したらアドバンテージなんてなくなるから、それこそダービーは必勝!でいかないといけない。
去年のカルチョポリの悪い流れを断ち切る為にも、開幕からしっかりとしたチームとして機能している事を願っていよう。
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- 事務局に通報しました。
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