“キャプテン”的脱臼生活 入院編�
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ドゥイ
2006年03月13日 21:49 visibility186
3月1日。6時に起床。早くもおじいちゃん化。ブラリ病院一人旅。1階から6階の屋上まで階段昇降。すれ違う看護師不審顔。目もくれず“キャプテン”真顔。息を切らしながらあがる屋上。熱を帯びた体を吹き抜ける寒風が最高で、5往復。
昼過ぎ。「徹子の部屋」を覗き見る。と、キングKAZUだ!W杯出場という夢を追い続ける39歳。年齢を重ねるごとに、輝きを増すピュアな想い。「サッカーを楽しみたい」。はげしく共感。ちなみに体脂肪9%らしい。体のためにカツやカレーは食べないらしい。「じゃあ、カツカレーは最悪ですね」。
手術の時間が迫り、看護師登場。「浴衣に着替えて、T字帯をつけて待っていて下さい」。T字帯=ジャパニーズ“FUNDOSHI”。“キャプテン”初体験。ドギマギ装着。日本男児の血が騒ぐ。「手術何するものぞ!今日が日本の夜明けぜよ」。盛り上がる27歳。
15時30分。ついに召集。ピッチに向かう脱臼日本代表“キャプテン”。「緊張はしていませんか?」。看護師さんが気遣ってくれる。「いえ、全然」。ドクターに微笑みながら挨拶。手術台にあがる。どこからか流れるHIP HOPが気になり、ルックアップ。全身麻酔用のマスクが登場し、セットアップ。「はい、深く深呼吸してー」。深くない深呼吸ってあるんですか?と突っ込みつつ、薄れゆく意識。
ハイテンションのまま、夢の旅路へ出発した“キャプテン”の運命はいかに?(つづく)
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