フロンターレサポよ、ありがとう。 〜Road To Tenjiku〜 前編

  • ドゥイ
    2006年04月16日 18:17 visibility148

4月16日。サッカーはオフだったため、トレーニングをすることに。

  

右肩の鎖骨関節脱臼後、腕をふると痛みがはしるため、ジョギングは控えてきた。定番メニューは近くのジムでエアロバイク。負荷も自由に設定でき、満足度は高い。けれどもある重大な欠点が。「ふくらはぎが鍛えられない」。サッカー選手にとって致命的。もちろん、筋トレでも鍛えられるが、試合で使える筋肉とはまた違う。

  

というわけで、久しぶりに、家から歩いて2分の多摩川河川敷へ。ここは、大学時代のオフ期間、毎日8キロ走っていた思い出のコース。今日は、雨上がりの空の下、さまざまな人が集まってきていた。

 

泥にまみれながら、練習試合を行っている熱血系少年野球チーム。かわいらしい小型犬を散歩させているマダム系おばさん。あきらかに雑種の犬に高度なトレーニングを課している、自称トップブリーダー系おじさん。野球グランドのバックネットに、自分の足が折れんばかりの勢いでシュートを打ち込むアキバ系おにいさん。自転車の荷台にこんもり空き缶をつむ遊牧民系おじいさん。まさにメルティングポット。「I Love 河川敷」。

  

入念にストレッチを行い、8キロコースのスタートラインにつく。VAAMを注入し、ロケットスタート。「何人たりとも俺の前は走らせねえ!」。ダイエットにはげむ若い二人組の女性ランナー、コレステロールが気になりだしたサラリーマンランナーをごぼう抜き。「獲物は・・・ ハアハア・・・ 次の獲物は・・・」。虎視眈々と狙う「河川敷鮫」。と、そのとき、靴ヒモがほどけ“キャプテン”強制ストップ。「せっかく調子が上がってきたところだったのに」。

  

すると、後方からスピードに乗った夫婦らしき中年ランナーが、スルーしていく。「よし、獲物が、かかった」。河川敷鮫“キャプテン”の眼が鋭く光った。

 

それが、長く険しい旅路のはじまりになるとは知らずに。

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