
宮国、初完封(東京ドーム観戦記)。
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リリー・カサブランカ
2012年05月02日 18:52 visibility94
会社の後輩から、「知人からチケットもらったのだけれど行きませんか?」と誘われた東京ドーム。個人的に予告先発というシステムは好ましいとは思わないが、それでも前日に「先発:宮国」の発表を見たときは心躍りました。しかももらいもののチケットはシーズンシート。
前日は貧打での引き分けではあったが、一時の不調からは脱した感のある巨人打線。非常に楽しみな試合だった。
終わってみれば、みなさんご存知のとおり、宮国のプロ入り初完投・初完封、初ヒットに初打点までのオマケ付。ヒーローインタビューに村田も立ちましたが、後輩と2人で「ドームで4番打ってお立ち台候補って、そうそう無いからお情けだな、あれは」と言ってしまうほどの「宮国デー」であった。
ストレートの球速は終始140kmあるかないか。最速は最終回だと思うが、144km(高めのボール球)を確認。しかし、印象的だったのはコントロール。
広島の先発の篠田が、ことさらボール先行のピッチングだったこともあり、早めに追い込むことが出来たのが大きかっただろう。待球してるうちに追い込まれるなら、バッターは好球必打で早めに勝負せざるを得ない。で、8回終わっても90球に満たない省エネ投球。最終回はヒットを打たれ、その後にやや力む場面もあったようでトータル100球は超えたものの、あっぱれな投球内容。
それとやはり、大きいのはカーブでカウントを取れること。100kmちょいのカーブでストライクが取れれば、140前後のストレートもそれ以上のものに感じられるだろう。
どのボールでもストライクが取れること、そして緩急というのは非常に重要な投手の能力であると、改めて認識した。
不調のカープ打線でやや割引き、というのは辛い評価かもしれないが、それは期待の裏返し。この逸材を壊すことなく育てて欲しい。
打つほうは、ボウカーの初打点やら亀井のヒットなど、稀有なものも見れたし、初回の寺内のバント失敗2連発はもはや「芸」の域(やれやれ)。
最後は勿論、勝てば言うことなし。
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