
巨人二軍 8/9 ロッテ戦 東京ドーム
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修
2010年08月09日 22:19 visibility91
結果は、巨人2vs1ロッテで巨人二軍の勝利。
先発の高卒2年目・斎藤が5回1/3まで無失点で投げきり、今シーズン初勝利。
笠原とイーハウには、将来の巨人のエース候補として大きな期待をしていましたが
正直、斎藤は去年の段階で高卒1年目のわりには、まとまった好投手ですが・・・
横浜に移籍した真田くらいになれればいいかな位にしか思っていませんでした。
一軍の試合のない東京ドームでの二軍公式戦で、堂々たるピッチングをできた点は
今後の斎藤の野球人生にとって大きな分岐点になったのではないでしょうか。
一方、打者ですが
まずは藤村。
4打数3安打の大活躍。
将来的には、タイプのかぶる松本と脇谷のどちらかをスタメンから追いやって
2番セカンドでのレギュラー奪取を期待できる選手に順調に育ってくれています。
ただ、以前の日記にも書いたことがありますが、
松本との最大の違いは、打球の力強さにあると思います。
今日も力強いライナーで外野を深々とやぶる三塁打を放ちましたが
普段のジャイアンツ球場での試合でも
凡打の際によく見かけるのが良い当たりの外野フライ(ライナー性)でした。
俊足巧打の左打者としては、内野ゴロやショートの頭を超えるポテンヒットを打つのが
一番確率的には良いのかもしれませんが・・・
藤村は、小さいながらも引っ張って外野の頭を越すライナー性のヒットを打つ力も
現時点でも十分に備わっているのが最大の特徴だと思います。
一軍では、脇谷が不動のセカンドになりつつありますが
まだ後半戦も45試合も残っていますので
最終的には、打率・270〜280の定位置に落ち着くのではないかとも見ています。
ショートの守備を見ても、ソフトバンクの川崎を彷彿させる流れるような好守備が光ります。
こう言うと松本ファンに怒られてしまいそうですが・・・
橋本と藤村で、一軍レギュラーの松本と脇谷を追いやる日もそう遠くない気がします。
その一方で、巨人期待の大砲達の一軍レギュラーは、なかなか見えてきそうにありません。
大田は、舎人さんのレポや試合結果を見て少しづつ状態が良くなってきているのかなと
期待して見てみましたが・・・
やはり対戦投手やその日の状態によって、今日のように全打席三振のような日もあり
何よりも6月30日以来、一ヶ月半もホームランが出ていないのは重症です。
正直、原監督に強制された軸回転打法に早く見切りをつけて
長身で、見るからにバランスが悪く・・・低めが全く打てない大田のような選手には
重心を低くしたノーステップ打法で成功したT岡田や岩本(プチ覚醒)
同じくT岡田を参考に重心を低くしたフォームで覚醒した中田を参考に
今までのファームと180度発想を転換した新しい打撃フォームに変更するか
もしくは、6月上旬までホームランを量産していた頃の山崎選手を参考にした打撃フォームに
戻すかしないと・・・正直大成するのは厳しいのではないかとさえ思ってしまうほど
今の大田の打撃の状態は、高卒1年目の去年から何も進歩がありません。
イースタンリーグで17本塁打で、ホームラン争いトップ(筒香に抜かれていなければ・・・)の
選手が実力がないはずは、ありません。
一貫性がなく、的外れな指導と何でもすぐに聞き入れて安易に打撃フォームを弄りすぎる
大田自身の姿勢の問題、そして下半身の弱さに問題があると思います。
阿部や坂本のように軸回転打法を身につけることができれば
もしかしたらそれが一番良いのかもしれません。
でも人には器用・不器用、向き・不向きがあります。
その辺を早くに見抜いて適切なアドバイスを送っていた荒井コーチにもう一度
全てを任せてみてほしいです。
長野のスタメン落ち起用(苦笑)と大田の打撃フォーム改造の件に関しては
原監督の方針には、私以外にも大きな疑問と不満を持っている方も多いのではないかと
思います。
できることなら、素人の私の考えが間違っていて、原監督の起用法と指導法が当たって
長野も大田も・・・そして亀井も3人ともが大成してくれれば
どんなに良いだろうと思います。
もう一人の大砲候補・中井。
2打数1安打2打点(犠牲フライ1)と一人で打点をたたきだす活躍でした。
前日のホームランを含む猛打賞といい、去年の実績からいっても
一軍が限りなく近づいてきたのは間違いないと思います。
一つだけ不満があるとすれば
中井自身が何度もG+のインタビューで語っていることと同じですが
大田なんかに比べて”パワー”が今ひとつ足りないせいか
打った瞬間にホームランだと思った会心の当たりが、フェンス直撃の二塁打だったり
フェンス手前で失速してアウトになることが多い点です。
中井は、まだ21歳の高卒3年目。
坂本のような細身ではなく、元来骨太の体質のようなので
これから間違ったウエイトトレーニングにならないように十分注意しながらも
適切な指導者の下で、鋼のような筋肉をつけてパワーアップしていけば
今は、二軍でもホームラン王を期待できるほどのパワーはありませんが
いずれ横浜の村田のような体系になって一軍でホームランを量産してくれるのではないかと
期待しています。
あとは、長距離打者と呼ばれる選手を見てみると
ほとんどがトップの位置やグリップの位置が高いところにある大上段の構えになっているのですが
中井は、トップの位置、グリップの位置がちょっと低すぎるのと
バットを揺らしてタイミングを取る構えが気になります。
この辺りは、中井が中距離打者で行くのか・・・長距離打者を目指すのかによっても
大きく変わってくるところだと思います。
うーん・・・でも今の大田や今年の中井を見ている限り
一軍で最低限打てるようになるまでは、あまり過度に打撃フォームを改造して
一年間、棒にふるのは止めてほしい気もしてしまいます。
2008年・坂本、2009年・松本(亀井)、2010年・長野と
打者には、毎年新しい生抜き若手のレギュラーが誕生しています。
2011年こそ、大田と中井のどちらかが台頭してくれることを心から望みます。
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