巨人二軍 日本ハム戦 ジャイアンツ球場(G+視聴)

  • 2010年07月31日 23:03 visibility117

日ハムの一軍半クラスの投手陣に抑えられ
結果は、巨人1vs3日本ハムで敗戦。

この試合で先発したリン・イーハウが3回 3安打 1四球 2奪三振 0失点と
ランナーを出しながらも何とか無失点に抑え、試合後に支配下選手登録が決まりました。
実際は、清武代表の観戦が決まった時点でよほどの悪い出来で無い限り
支配下選手登録への昇格が決まっていたと思いますが・・・(笑)

現在の巨人二軍で、将来エース候補になりうる若手投手は
笠原とリン・イーハウしかいないと思って応援してきた私にとっては嬉しい限りです。

イーハウの魅力は、何と言っても直球が150キロを超えて
スリークォーター気味のサイドからの平均147キロの直球で討ち取る事ができる点と
右の本格派投手にとって一番大切な資質である”長身”である点です。

サイドハンドからなので長身を生かして角度のあるボールとは言えないかもしれませんが
変化球のコントロールとスタミナ面と今日の解説でも言われていましたが・・・
対左打者という課題さえクリアできるようになれば

笠原同様、来年後半戦からでも一軍で中継ぎとして戦力になり
再来年は、先発ローテーション入りも期待できる投手だと思っています。

防御率など成績的にはファン・ツーロンの方が安定していましたが
150キロ投手という触れ込みのわりに直球にスピード感を感じないファンよりも
イーハウの方がスケールが大きく感じます。

もちろん、ファンもまだ若い投手でメジャーも注目したほどの素材ですから
来年以降、大化けする可能性はありそうです。

一方、打者の方は
今週から復帰した中井が3打数0安打と結果は出ませんでしたが・・・
打撃フォームも昨年一軍でホームランを打ったときに近い形に戻していて

全くバットにボールが当たる気配すら感じられなかった
今シーズンの絶不調期を脱し、これから打撃の状態が上がっていくだろうと
感じさせるものだったと思います。

そして問題の大田ですが・・・
こちらは、4打数1安打でライト前へのクリーンヒットの1本だけは良い感じで
バットが振れていました。

注目の打撃フォームは、膝を曲げたりせずにすらっと背を伸ばして構える
打撃絶好調時の打撃フォームに近い形に戻っていたように感じました。

もちろん、軸回転打法習得に向けて右足の動きは
すり足でチョンチョンと細かく動かしつつ、ギリギリまで軸足に体重を残して
引きつけて打とうとしている姿勢は伝わってきました。

ただ、他の選手と比べて軸足がどうしても早くに浮いてしまうのが目につきます。
個人的には、大田は坂本や阿部のような器用な選手ではないので

あまり細かいところにとらわれ過ぎず、一軍で最低限打てる選手になってから
初めて軸足うんぬんを考えていけば良いと思っていますが

もうここまで来たら、今シーズンの一軍昇格は考えずに
来年、キャンプ紅白戦とオープン戦で今年の長野のように
他の誰よりもひたすら打ち続けてアピールすることができるように

今年は、二軍で足場を固めればよいと思っています。
せっかくの機会なので、イースタンリーグの本塁打王だけは獲得しておいて
本人の自信と首脳陣から優先して使ってもらえるような”箔”をつけておくことも
大事だとは思います。

藤村は、成績的には劇的な上昇はありませんが
守備が安定してきて、強い打球が打てるようになってきています。
もしかしたら3年くらいは、脇谷が一軍のセカンドポジションを死守するかもしれませんが

近い将来、必ずチャンスがやってくるはずです。
守備を川崎レベル、武器である”足”を鈴木レベルまで進化させることができれば
必ず、脇谷という壁を越えて一軍のセカンドポジションを獲得することができる日がくるはずです。

一つ気になったのが
昨年の夏休みの土日は超満員で、試合開始直前に行っても
立ち見すらスペースがないような日も多くあったのですが
今日、テレビ越しに観戦した限りでは空席が結構ありました。

それと良いのか悪いのか何とも言えないところではありますが
2ちゃんねるの若手スレなんかも昨年は勢いがあり
次々に新しい書き込みが増えていたりしたのですが・・・

今年は、大田が一時的に覚醒の兆しを感じさせる大爆発があったとはいえ
大田、中井、田中の将来のクリーンナップ候補の伸び悩みがある一方で
他球団では、オリックスのT岡田、日ハムの中田、西武の坂田、広島の岩本、中日の堂上など

次々と将来の主軸を担える大砲たちが一軍で結果を出しているのを横目に
巨人二軍の若手は二軍ですら、これといった成績を残せないでいるのも
ジャイアンツ球場の観客の入りの悪さや巨人若手関係の掲示板の勢いのなさの
原因になっているのではないかと思います。

主軸候補の大砲以外では、怪我をしたとはいえ橋本や藤村が確実に成長してきて
投手でも笠原やイーハウやファンなどが二軍で台頭しつつありますが

プロ野球の醍醐味は、やはり”ホームラン”にありますので
大田や中井や田中といった長距離砲候補たちが大爆発してくれないと
ファンもなかなか球場にまで足を運んでくれないのかなとも思います。

その中で、生抜きの高卒の長距離砲・・・それも右打者・・・
本当に希少価値が高く”ロマン”があります。

大田と中井、彼ら二人が揃って一軍で活躍する日が本当に待ち遠しいです。

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