大田泰示が巨人の3番・4番になるには・・・歴代の3番・4番との比較

現在の巨人で、将来3番・4番になりうる逸材は
一軍で活躍している坂本と長野
二軍で悪戦苦闘している大田と中井
現状は、この4人しか候補がいないと思っています。

その中で、将来の4番候補筆頭である大田の現状ですが・・・
打撃フォーム改造以降、たまに2安打したりする日もありますが
1ヶ月半以上、ホームランが出てないことからも明らかなように

打撃フォーム改造前までのような大田特有の痛烈な弾丸ライナーも
高い放物線を描いたホームランも全く見れる気がしないほど
一向に状態が上がってきません。

これ以上、二軍で原監督から強制されている軸回転打法を
続けても二軍で本塁打量産していた打撃フォーム改造前よりも
打てるようになる事は、ないんじゃないかと思っています。

二軍戦で、何ヶ月も同じような三振を繰り返すよりも
一軍帯同して、原監督に責任もって個人指導してもらいつつ
大田が参考にしている谷や阿部、坂本の指導を仰いだ方が
シーズンの大半を棒にふってしまいそうな現状よりもずっと良いと思います。

個人的には、他の選手よりも長身で不器用な大田には
軸回転打法には拘らず、T岡田のノーステップ打法でも
山崎武のこんにゃく打法でも自分が一番打ちやすく、

タイミングが取りやすい打ち方を荒井コーチと二人三脚で
早急に見つけて、バットにボールを当てるのを四苦八苦するような事は今年で終わりにしてもらいたいです。

レギュラーになるだけなら何年かかっても良いと思いますが
巨人の3番4番になるような選手は、球史に残るような選手・・・
つまり高卒4年目、大卒社会人なら2年目までに
レギュラーになれる選手だと思うからです。

王　 ・・・高校卒2年目に・270 17本 71打点(高卒2年目にレギュラー)
吉村・・・高校卒4年目に・328 16本 56打点(高卒3年目にレギュラー)
松井・・・高校卒2年目に・294 20本 66打点(高卒1年目後半にレギュラー)
坂本・・・高校卒3年目に・306 18本 62打点(高卒2年目にレギュラー)

長嶋・・・大学卒1年目に・305 29本 92打点(大卒1年目にレギュラー)
中畑・・・大学卒5年目に・268 22本 57打点(大卒4年目にレギュラー)
原　 ・・・大学卒1年目に・268 22本 67打点(大卒1年目にレギュラー)
高橋・・・大学卒1年目に・300 19本 75打点(大卒1年目にレギュラー)
二岡・・・大学卒1年目に・289 18本 56打点(大卒1年目にレギュラー)
阿部・・・大学卒2年目に・298 18本 73打点(大卒1年目にレギュラー)
長野・・・社会人1年目に・287 16本 41打点(100試合経過時点)

落合・・・社会人3年目に・326 33本 90打点
清原・・・高校卒1年目に・304 31本 78打点
広沢・・・大学卒1年目に・250 18本 52打点
江藤・・・高校卒3年目に・289 16本 45打点
小久保・大学卒2年目に・286 28本 76打点
小笠原・社会人3年目に・285 25本 83打点

唯一の大器晩成型である中畑以外全員、高卒4年以内、大卒社会人2年以内に一軍でレギュラーを獲得した上で、中長距離砲として一定の成績を残しています。
(※小笠原は、捕手からの転向の為、他の選手よりも1年多くかかっています)

他球団を見ても、中長距離砲として成功している選手の大多数は、
高卒4〜5年、大卒社会人2〜3年で中長距離砲として
一軍レギュラーとして20本塁打前後の成績を残しているのは
統計的にも明らかです。

何となく、大田の不器用なところは、中畑と重なるところがあり
大器晩成の雰囲気も漂ってきていますが

中畑も素晴らしい選手には間違いありませんが・・・

できれば王や長嶋や落合や松井レベルの名球界選手
とまでは言わないまでも
江藤、小久保、小笠原や高橋、阿部クラスの選手になってもらいたい・・・

それだけの素質は十分あると誰もが思っているはずです。