亀井義行の優先スタメン起用と原監督について

  • 2010年07月30日 15:12 visibility2583

亀井義行外野手(28歳6年目)の今シーズンの成績は
試合56 打率・175 4本 15打点・・・全く話にならない数字です。

後半戦の中日三連戦での成績は
13打数3安打 打率・231 0本 1打点
確かに良い当たりの外野フライが増えていて調子は上向きなのは確かなようです。

ただ、原監督の亀井優先スタメン起用によって割を食っている選手たちがいるのもまた事実。
昨日は、とうとう長野久義外野手(26歳1年目)がスタメン落ちとなりました。

この長野久義外野手の今シーズンの成績は
試合86 打率・289 15本 40打点
残り試合を考えても去年、大卒プロ入り5年目で亀井が残した
打率・290 25本という成績をプロ入り1年目にして達成する事が濃厚だと思えます。

ちなみに巨人の新人本塁打記録は、

1位・長嶋茂雄 29
2位・原辰徳    22
3位・高橋由伸 19
4位・二岡智弘 18
5位・長野久義 15

既に5位となる15本塁打。怪我がなければ2位の原を超えるのは時間の問題です。

まさか、原監督自身の新人本塁打記録が抜かれるのが嫌だから・・・
長野がスタメン落ちなんて事は、さすがにあるはずないでしょうが

原監督は、巨人という球団において
亀井義行という選手は、他のどの選手よりも特別な存在であるのは間違いないようです。

前日の長野のスタメン落ちの理由としては
対中日戦だけが極端に打率が悪く、谷繁のリードに完全にやれている点
直近2試合で9打数1安打と結果が出ていない点
東京ドームの打率があまり芳しくない点
高橋がオールスター前から好調なのに後半戦一度もスタメン起用していない点
亀井を5番ファーストで起用したい点

などいろいろ挙げられますが・・・
今日からの広島三連戦は、対広島戦の打率が・438 3本
マツダスタジアムでの打率が・529 2本
前回、誰もヒットすら打てなかった前田健太投手から場外ホームランを含む猛打賞。

この広島三連戦で長野をスタメンから外して
亀井を5番固定で起用するようなら・・・
いやもう既に周知の事実ではありますが

コアなファンのみならず、一般のファンからも
原監督の亀井優先スタメン起用には、疑問符と不満が募っていくのは間違いないでしょう。

私自身は、亀井が2年目に矢野とレギュラー争いをしていた頃から
年齢も矢野より若く、将来3割30本30盗塁が期待できそうな
ヨシノブ2世として応援してきました。

もちろん、このまま終わる選手ではないと思います。

ただ、亀井の優先スタメン起用を始め
大田への早すぎる二軍落ちと打撃フォーム改造命令に二軍打撃コーチ批判

せっかく先発として1勝してこれからという時に再び中継ぎに戻すなど
コロコロと変わる山口の起用法

誰が見ても今年は戦力にならないのに
しつこく先発起用を続けるゴンザレス

オープン戦の絶好調時にスタメン起用しないで
調子が下降してから突然、振るい落としか?とばかりにスタメン起用して
案の定、結果など出るはずもなかった中井や古城の起用法

代走のスペシャリストだから終盤までとっておくという大義名分の下
絶好調時にほとんど打席をもらえなかった鈴木の起用法
(今も工藤ばかり起用している)

亀井の件を筆頭に
今年の原監督の采配および起用法には???マークがつく所があまりにも多すぎます。

勝てば官軍。
WBC優勝監督にして、セリーグ三連覇をしていて今年も四連覇に近い位置にいる
若手も積極的に起用する名将にコーチも選手も評論家も誰も意見できないのはわかります。

ただ、マスコミ始めファン(特に東京ドームの応援団あたり)すらも
亀井の件や原監督の采配に対しては言論統制されているかのごとく
表立って批判できないでいるように思えます。

原監督の絶対実力主義や亀井の復活を信じればこそ
一本筋の通った選手起用をして頂きたいと心から願います。



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