巨人若手秋季キャンプ！長野久義がベース寄りに構えている件

11月1日からG球場で秋季練習を開始して、11月6日からは宮崎での3年ぶりとなる
秋季キャンプが開催されています。

小笠原、ラミレス、阿部のクリーンナップや谷や鶴岡といったベテラン野手以外は
主だった野手は、秋季キャンプへ参加しています。

投手ではベテランの藤井までが参加（越智は肩を休める目的？で強制不参加）するなど
主力から若手まで期待されている投手は全員参加しているようです。

橋本、伊集院、笠原などは、オーストラリアで行われているウインターリーグへ武者修行中。
中井は、右足の手術後の為、リハビリ中。
鈴木尚は、年齢的にもベテラン枠だからか？秋季キャンプは免除されているようです。

矢野は、30歳8年目・・・29歳の脇谷が参加しているのですから
秋季キャンプのメンバーに入っていても良いような気がしますが・・・
後半戦からCSでの活躍は評価されているものの
原監督の2011年の構想では、レギュラーには入ってなさそうです。

このキャンプは紅白戦や練習試合を多く組んでいるのと
犠打や守備練習など細かい部分に重点を置いているのが特徴で

そんな中、連日、一番遅くまで居残り特打や特守をしているのが
坂本、大田、長野の3人のようです。

長野は、昨日のソフトバンクとの練習試合前の打撃練習や第一打席の映像を見る限り
www.youtube.com/watch?v=cCBXpohLELQ

ホームベースに近づいて構える2011年型の打撃スタンスを作っている所のようです。
終盤は、内角高めで追い込まれて、最後に外角低めのボール球で三振に取られるケースが増えていましたので・・・

苦手とする外角低めを見逃すと共にファールでカットできるようになる事と
何気に苦手としている真ん中のコースや内角球をヒットゾーンへ運べるようにして
外角高めと真ん中高めしか打てないという決定的な欠点を克服する必要がありましたので

この秋季キャンプでは、連日の特守や犠打練習と共に打撃改造を進めていけば
メンタル的にもプロとして十分な資質を持つ長野だけに
今年の亀井や松本のような”（レギュラー）2年目のジンクス”を打破してくれることでしょう。

その亀井は、来期は開幕から5番サード固定で起用されそうな状況となってきました。
原監督が監督を辞めない限りは、亀井贔屓（重視ではなく贔屓です！）は続くでしょう。
まだわかりませんが、サード守備は既に大田や中井をはるかに超えていて
昔の高田繁のように外野からの転向1年目からゴールデングラブを受賞するような
安定したサード守備を見せてくれそうな気がします。

一方で打撃に関しては、開幕して見ないことには何とも言えません。
ファンの間では、2008年の・268　5本　23打点位の成績を残せれば文句ないという意見も多く出てはいますが・・・

打撃重視のサードで、その程度の成績で1年間フル出場されては
たまった物ではありません。
最低でも・280　20本　60打点くらいの成績は残してもらわないと困るサードはそんなポジションです。

これが大田のような来期、21歳3年目の若手選手ならば
・250　15本　45打点くらいの成績でも将来への投資として我慢できますが
来期、29歳になる中堅選手である亀井に求められるハードルは高くて然るべきだと思います。

その大田は、昨日のソフトバンク戦後に原監督から軸回転での打撃が良くなってきていると
久しぶりに褒められていました。
ただ、イースタンリーグでも6月までに17ホーマーと打ちまくったのとは対照的に
7月以降は3ヶ月で4ホーマーしか打てておらず・・・

安定してきたと思われていたサード守備でも
インターコンチネンタルカップでエラーを連発して日本メダルなしの戦犯となるなど
打撃も守備もまだまだのようです。

連日、岡崎ヘッドコーチが付きっ切りで特打、特守を行っている大田だけに何とかきっかけを掴んで・・・
来期の開幕一軍ベンチ入りとシーズン途中に亀井からサードのポジションを奪い回して

掌を返したように大田は終わったと言っている一部の巨人ファンや
サード坂本、ショート藤村を主張している清武代表らフロントを見返してほしい所です。

投手では、ドラフト1位の澤村以外にも
海外修行中の笠原、秋季キャンプの注目株・小野に怪我から完全復活した辻内、
高卒新人ながら二軍で完成度の高さを見せている斎藤
日ハムから移籍してきた須永など来期の一軍新戦力候補が多く
心配なのは、意外と打撃と守備になるのでは？とも思っています。