走塁妨害

  • MasterK
    2010年02月10日 13:33 visibility133

さて、今回は「走塁妨害(オブストラクション)」について解説します。

2.51 OBSTRUCTION「オブストラクション」(走塁妨害)── 野手がボールを持たないときか、あるいはボールを
 処理する行為をしていないときに、走者の進塁を妨げる行為である。(7.06a、b)
【原注】本項でいう"野手がボールを処理する行為をしている"とは、野手がまさに送球を捕ろうとしているか、
 送球が直接野手に向かってきており、しかも充分近くにきていて、野手がこれを受け止めるにふさわしい位置を
 しめなければならなくなった状態をいう。
  これは一に審判員の判断に基づくものである。

7.06 オブストラクションが生じたときには、審判員は"オブストラクション"を宣告するか、またはその
 シグナルをしなければならない。
【原注】本項規定のようにオブストラクションによってボールデッドとならない場合、走塁を妨げられた走者が、
 オブストラクションによって与えようと審判員が判断した塁よりも余分に進んだ場合は、オブストラクション
 による安全進塁権はなくなり、アウトを賭して進塁したこととなり、触球されればアウトになる。このアウト
 は、審判員の判断に基づく裁定である。
(a)走塁を妨げられた走者に対してプレイが行なわれている場合、または打者走者が一塁に触れる前にその走塁を
 妨げられた場合には、ボールデッドとし、塁上の各走者はオブストラクションがなければ達しただろうと審判員
 が推定する塁まで、アウトのおそれなく進塁することが許される。
  走塁を妨げられた走者は、オブストラクション発生当時すでに占有していた塁よりも少なくとも一個先の
 進塁が許される。
(b)走塁を妨げられた走者に対してプレイが行なわれていなかった場合には、すべてのプレイが終了するまで試合
 は続けられる。審判員はプレイが終了したのを見届けた後に、はじめて"タイム"を宣告し、必要とあれば、その
 判断で走塁妨害によって受けた走者の不利益を取り除くように適宜な処置をとる。


実は7.06には(a)、(b)ともに注釈がいくつもあり、ケースごとに解説がされており、これまた非常に難しい
ルールとなっています。

要するに、基本は「走塁妨害」があったら1個以上の進塁が許され、走塁を妨げられた走者に対してプレイが
行なわれている場合についてのみボールデッドとなるということです。
ただし、これもあくまでも審判の判断だということになります。

プレーする再に注意したいのは、ボールを持っていない野手が走路上に位置しているときは、思い切って
ぶつかること(笑)怪我しない程度にね
また、オブストラクションが宣告されてもプレーを中断しないことも重要です。(インプレーの場合もあるので)

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