悲しすぎる

三ツ沢で行われた、マリノス戦。
２－０での敗戦。もちろん、その結果が悲しい。

のぼりくんの退場…故意でなくともハンドの事実は無くせないけど、彼だけに責任を負わせるわけにはいかない。
全力でぶつかり、闘っていた選手を責めるべきじゃない。

何度か作ったチャンスを全て無駄にしてしまった以上、寄せるべきところで簡単に撃たせた以上、皆の責任。
一人だけの責任には絶対させない。そうしたいなら、個人スポーツを見ていてください。


周囲に、ボールロスト全てにため息をついたり、チャレンジが失敗してしまっただけで、責めるサポーターがいた。
いい加減に、一定の選手ばかり攻撃するのはやめていただきたい。
やってはいけないミスと、状況を打開しようとして起きてしまったミスを一緒にするのは、選手の努力を否定することに近いのだから。

そういう声ばかりあがっていたことも、とても悲しい。


そして…ヘナトのこと。
特定の選手へのものではなく、挑発行為だと扱われた、愚行。
彼が目の前に来てからおこなったのだから、それは特定の選手へのもので、人種差別行為だ。
その物を使った、その行為自体が世界中で、そう扱われている以上…そういうこと。


そんなことに負けず、最後まで戦い、勝利するために数々の惜しいシュートを放ち、駆け抜けてくれたヘナトを誇りに思う。
そして、あのような毒牙からヘナトを護りたい。今日に見た彼の表情、すごく見ていて苦しかった。一言、ごめんね、とだけ伝えさせていただきました。
それに意味があったのかは分からない。彼からしても、不要なものだったのかもしれませんが。

ヘナトも家族だ。大事な、失いたくない家族。だから全力で護る。
もしフロンターレサポーターに同じような人間を見つけたら、絶対にやめさせるし、チームに報告します。
それがどのような処分に繋がっても、人として許されざることは、拒絶しなくては。


一番悲しいのは、このことだ。
たとえ勝っていたとしても、この悲しみは薄れなかったであろう。




４位に下がってしまいましたが、これからも全力でぶつかってほしいな、と思います。
勝ち点差は少ない。食らいつけるだけ食らいつきたいところ。

まずはアウェイの名古屋戦。
攻撃力が高まっている相手ではありますが、厳しいプレスもいなせるよう、練習に励んでいただきたい所存。


参戦の皆さん、お疲れさまでした。
ふざけたジャッジメントに負けないよう、立ち向かいましょう。

メインスタンド側の線審さんは、良かったんだけどなぁ…