【スポーツコラム】韓国初のドームが完成間近!問題は使用するチームがないこと・・・

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    2013年01月10日 20:41 visibility1944

日本で初めて全天候型のドーム球場である東京ドームが完成したのが1988年ですが、そこから遅れること約25年、今年の末に韓国・ソウルに待望のドーム球場が完成する予定です。

現在急ピッチで建設が進められている「ニュー・ソウル・ボールパーク」というドーム球場ですが、実は現在このドームは、大きな問題を抱えているようです。

それは、このドーム球場を使用する予定のチームがないということです。

現在ソウルには、斗山ベアーズ、LGツインズ、ネクセン・ヒーローズの3チームがありますが、いずれの球団もドーム球場の移転に難色をしめしているようです。

ベアーズとツインズは、共に同じ球場を現在使用しているのですが、既存のスタジアムに比べてドーム球場は交通アクセスも悪く、収容人員も少ないため移転を嫌がっており、ヒーローズは地元の反対が多くて移転が難しいという状況のようです。

せっかく立派なドーム球場ができても、使われなければ意味がありません。

韓国の野球リーグを運営する韓国野球委員会が、必死になってドームを使用するチームを探しているようですが、完成前に目処がたつのでしょうか?

せっかく大きなスタジアムを造ったのに、スポーツチームに使用してもらえないということは、世界中を見渡してみても、決して珍しいことではありません。

1998年のサッカー・フランスワールドカップ決勝戦を行った、パリにあるスタッド・ド・フランスも、フランスの人気チームであるパリ・サンジェルマンは交通アクセスの悪いスタッド・ド・フランスへの移転は全く考えていなかったようですし、日本でも2002年のワールドカップ用に造られた 宮城のスタジアムも、ベガルタ仙台が年に数回試合を行う程度です。

このままでは韓国初のドーム球場も、パリや宮城のスタジアムと同じ運命を辿ることになりそうです。






















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