【スポーツコラム】WBCオランダ代表が2次ラウンドへ!オランダ野球のメッカはキュラソー島?

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    2013年03月06日 20:04 visibility2493



WBC1次ラウンドで、韓国代表が敗退するという波乱が起きましたが、その一方で、オランダ代表が2次ラウンドへ進出しました。

オランダと野球は、あまり接点がないように思う人も多いと思いますが、オランダはヨーロッパの中では比較的野球が普及している国であり、かつてサッカーオランダ代表の名選手だったヨハン・クライフはアヤックスの野球クラブで捕手を務めており、同じくサッカー選手だったニースケンスも野球をやっていました。

ただし、ヨーロッパの中では比較的野球が普及しているというものの、マイナーなスポーツであることは間違いありません。

それなのに、どうしてオランダ代表がWBCでこれだけ活躍できたのか?

それは、メンバーの出身地を見るとよくわかります。

オランダ代表の主力メンバーのプロフィールを見ると、実は多くの選手がキュラソー島出身です。

キュラソー島とは、南米・ベネズエラの北約60kmのカリブ海に位置する小さな島ですが、この島はオランダの一部であり、北中米やベネズエラの近くにあるため野球が盛んで、数多くのメジャーリーガーを輩出している島なのです。

今回のメンバーの中でも、アトランタ・ブレーブス所属のアンドレルトン・シモンズ、現在ヤクルトでプレーしているウラディミール・バレンティン、今年から楽天イーグルスに移籍した元ヤンキースのアンドリュー・ジョーンズもキュラソー島出身です。

そして、今回オランダ代表の監督を務めている人物も、キュラソー島出身のヘンスリー・ミューレンスです。

尚、ミューレンスは1995年~1997年の間、日本プロ野球の千葉ロッテマリーンズとヤクルトスワローズに選手として在籍していたことがあるので、彼のことを知っている日本の野球ファンも何人かはいるのではないかと思います。

オランダ代表のメンバーの中には、ヨーロッパ出身の選手もいるのですが、メジャーリーグで活躍する選手となると、やはりキュラソー島出身が多いのが現状のようです。

ほとんどがキュラソー島出身の選手で構成されているため、オランダ全体で盛り上がっていることはないようですが、もし準決勝に進出すれば、オランダの国中に野球をアピールするための大きなチャンスとなるでしょう。

オランダが日本、キューバ、台湾といった強国に勝てるかはわかりませんが、韓国代表に5-0で勝利しただけに、決して侮れる相手ではなさそうです。

注目の2次ラウンドは、3月8日から東京ドームで開催されます。



























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