【スポーツコラム】統一球にしても対応できなかったWBC球

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    2013年03月21日 20:45 visibility81



今月に行われたWBCでは、惜しくも準決勝敗退となってしまった日本代表ですが、選手たちがWBCの公式使用球に苦労したという意見が出ています。

日本では2年前から、日本人選手がWBCなどの国際試合にすぐに馴染めるように、プロ野球の使用球を国際試合で使われる試合に近いものに統一したわけですが、どうやら選手らの声を聞く限りでは、その試みは成功しなかったようです。

そもそも統一球になって、国際試合で使われるボールに近くなったのでしょうか?

ボールが変更されたことによって、打者が打った打球の飛距離が飛ばなくなったことは事実でしょう。

しかしながら、それ以外はほとんど共通点がないというのが事実のようです。

例えば日本の統一球はミズノが製造していますが、WBC公式使用球はローリングスが製造しています。

使用されている革も、日本は牛革でWBCは馬革。

それに大きさも日本のボールの方が若干小さく作られています。

この問題を解決するには、日本のプロ野球もWBC公式使用球を製造している会社のボールを使用するしかなさそうなのが現実のようです。

因みに、サッカーのJリーグでは、公式戦では全てアディダスのボールを使用しています。

アディダスは現在、サッカーワールドカップの公式使用球を製造しているので、Jリーグでは常にワールドカップで使用されるボールを使用しているということになります。

ただし野球の場合には、WBCやメジャーリーグで使用されているボールよりも、日本のボールの方が質が高いと言われているので、逆転の発想で日本のボールを海外に輸入するという方法もあるのかもしれません。

この先どうなるかはわかりませんが、ボールに関する議論は、これからも野球界では続くことになりそうです。

























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