【スポーツコラム】ブラジルで観光客が襲われた！来年のワールドカップは安全に観られるのだろうか？

今月２日に、ブラジルのリオデジャネイロでミニバスに乗車した外国人観光客２人が襲われたというニュースがありました。

リオデジャネイロといえば、来年開催されるサッカーのワールドカップ・ブラジル大会の決勝戦が行われるマラカナン・スタジアムがあるところです。

２０１０年に行われたワールドカップ南アフリカ大会では、治安の悪さが心配されていましたが、ブラジルも決して安全な国ではないようです。

２０１１年にブラジルの地元調査機関が発表した情報によると、２０１０年にブラジルでの殺人被害者数は4万9932人だったそうです。

尚、この数字は３０年前に比べると、３．６倍の増加であるようですから、いかに深刻な状況であることがわかります。

ただし、ブラジルもワールドカップに向けて治安の改善を目指しているようで、ブラジル政府は来年のワールドカップに備えて９億ドル（約７３８億円）を投じ治安維持部門を強化すると発表しています。

これにより、試合会場では観客５０人に当たり警察１人配置されることになるようです。

これらの努力により、観客が安全に試合をみることができるかどうかはわかりませんが、スタジアムに訪れたファン全員が無事にワールドカップを楽しむことができるようになって欲しいですね。

これからのブラジル政府の動向から目が離せなそうです。