【スポーツコラム】亀田と山中がなぜ戦うべきなのか？WBC王者とWBA王者はどっちが強いの？

プロボクサーの亀田興毅と山中慎介が、統一戦を行うべきだという意見を最近耳にします。

互いに世界チャンピオンであるにも関らず、どうして戦う必要があるのでしょうか？

それは、ボクシングの複雑なシステムに理由があります。

２人とも世界チャンピオンであるのですが、階級は同じバンダム級です。

亀田興毅は、WBAのバンダム級王者であり、

山中慎介は、WBCのバンダム級王者だからです。

ボクシングの世界チャンピオンは、オリンピックのようなものと違い、それぞれの世界王座認定団体が認定することにより、世界チャンピオンとなります。

バンダム級でも、WBCの王者、WBAの王者、IBFの王者、WBOの王者とそれぞれおり、WBCに至っては、スーパー王者という制度があるため、王者が２人いることになっています。

つまり、バンダム級の中でも、４～５人の世界一のボクサーがいるということになるんです。

それだけいると、誰が本当に強いのがわかりません。

それなら、WBAとWBCではどっちが強いのか？

その疑問を解決するために、亀田と山中は統一戦を行うべきだという意見が出ているわけです。

この試合は、決して開催する義務はないのですが、これまで日本では、亀田が本当に強い相手と試合していないのではないか？という疑問を抱く人が多かったため、統一戦をすべきだという意見が出ているのです。

この試合が実現できるかどうかはわかりませんが、この２人が対戦することになれば、かなり盛り上がることになるかもしれませんね。

果たして、この試合が実現することはあるのでしょうか？