
【スポーツコラム】日本人サッカー選手がドイツに多く、イングランドに少ない理由は、それぞれの制度に理由があった?!
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2013年04月23日 20:45 visibility80
イングランド・プレミアリーグで、日本代表MF香川真司選手が所属するマンチェスター・ユナイテッドが、見事2012-13シーズンの優勝を飾りました!おめでとうございます。
香川選手といえば、昨シーズンはドイツでプレーしていました。
ドイツでは現在、10人以上の日本人選手がブンデスリーガでプレーするくらい、多くの日本人が所属しています。
しかしながら、イングランドに所属する日本人選手は、香川選手と、日本代表DF吉田麻也選手(サウサンプトン所属)、日本代表にも選ばれたことのあるFW宮市亮選手(ウィガン・アスレチック所属)の3人しかいません。
どうしてドイツには多くの日本人選手がいるのに、イングランドは少ないのでしょうか?
リーグのレベルや選手の質もありますが、実はイングランドとドイツでは、外国人選手枠が違うというのが一番大きな原因かもしれません。
<ドイツの場合>
ドイツのクラブでは、必ず12人はドイツ人を登録しなければならないというルールがあります。ただし、12人いれば、あとは外国人をいくらでも自由に登録できるのです。
<イングランドの場合>
イングランドでは、基本的に外国人枠はありません。
制度をうまく利用すれば、全て外国人にしたって構わないのです。
外国人枠がないのなら、ドイツよりも日本人選手は移籍しやすいのではないか?
そういう意見を言う人もでてくるでしょう。
しかしながら、イングランドは外国人選手がイングランドでプレーするにあたって、とても大きな障壁があるのです。
それは、就労ビザの獲得が難しいということです。
イングランドでプレーする外国人は、ビザを申請する直近の2年間の国際Aマッチの75%以上に出場していなければならないのです。
もちろん例外があり、宮市選手はまだ若かったため特例としてビザが獲得できました。
イングランドでプレーしたければ、その国の代表のレギュラーでなければならない一方、ドイツはそんなに狭き門ではないことがわかるでしょう。
そう考えると、今後も多くの日本人選手はドイツを目指すことになるのかもしれませんね。
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