一目惚れ

3月8日の春季教育ﾘｰｸﾞ巨人対横浜に行ってきました、両軍共にﾋｯﾄが僅か4本と寂しい試合でしたが印象に残った選手を挙げていきたいと思います。

笠原将生
とにかく球に力があり見違えるようなﾋﾟｯﾁﾝｸﾞでした、今まで数ｾﾝﾁづつ進んでいたのがこのｵﾌ、そしてこのｷｬﾝﾌﾟで一気に50ﾒｰﾄﾙ進んだ印象です。
記事では豊田新ｺｰﾁが指導したと書かれていましたが、この笠原の変貌が本物なら豊田ｺｰﾁにもかなり期待してしまいますね。
今回のﾋﾟｯﾁﾝｸﾞをまた出来るなら、今年1軍ﾃﾞﾋﾞｭｰどころか1軍初勝利は間違いないと思います。

渡辺貴洋
3日のﾛｯﾃ戦で見た時は、面白い左腕が入団したなと非常に好印象でしたが、8日の試合は球がどうこうよりﾃﾝﾎﾟが悪く何とも鈍重なﾋﾟｯﾁﾝｸﾞでした。
先頭ﾊﾞｯﾀｰをﾋｯﾄで出したのが影響したのかも知れませんね、19歳の育成ﾙｰｷｰに期待し過ぎかも知れませんが、それくらい期待してしまう存在です。

一岡竜司
今回の試合でもっともｲﾝﾊﾟｸﾄがありました、投球練習から力強い速球をｽﾞﾄﾞﾝｽﾞﾄﾞﾝと投げこんでいましたがﾌｫｰｸが高めに抜けていて「もしかしてｽﾄﾚｰﾄ以外まともに投げれない系？」と少し不安になりました。
しかし打者を相手にするとｽﾄﾚｰﾄの勢いはさらに増し決め球のﾌｫｰｸもﾋﾞｼﾋﾞｼ決まります。
それとこの一岡投げる時に「よいしょ！」や「よし！」と気合いが口に出るﾀｲﾌﾟみたいです、最初は観客も笑っていましたが先頭の桑原をﾌｫｰｸで空振り三振、続く乙坂を144ｷﾛのｽﾄﾚｰﾄで見逃し三振、そして4番ｻﾗｻｰもﾌｫｰｸで空振り三振に仕留めるとｽﾀﾝﾄﾞは大きな拍手に包まれました。

何故一岡がﾄﾞﾗﾌﾄ3位で指名されたのかが少しわかった気がしました。
もし下位で指名しようとしていてその前に他球団に取られ、そして今日のﾋﾟｯﾁﾝｸﾞを見せられたらｽｶｳﾄは一生後悔する気がします。
…たった1ｲﾆﾝｸﾞ見ただけで物凄く大仰に言ってしまいましたが、一目惚れみたいなものですから軽めに受け流して下さい。


あと横浜のﾍﾞﾝﾁはﾜﾝｱｸｼｮﾝごとに声を出していて非常に明るい雰囲気で良かったです、ｼﾞｬｲｱﾝﾂ球場なのにﾎｰﾑみたいでした。

それとｻﾗｻｰは愛すべき助っ人ですね、見ていて楽しいです、横浜の色にあっていると思うので頑張ってほしいと思います。