
12-13シーズン 冬の移籍市場をお金の観点で見る (リバプール編)
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Ziko
2013年02月03日 22:32 visibility244
冬の移籍市場期間が終了しました。
例年に比べると金額の大きな移籍は少なかったように思えますが、面白い選手が移籍で動いたと感じています。
その中で今回はリバプールの移籍に注目してみました。
獲得
Daniel Sturridge Chelsea (£12mで獲得)
Phillipe Coutinho Inter (£8.5mで獲得)
放出
Joe Cole West Ham United (フリーで放出)
Nuri Şahin Real Madrid (ローン移籍打ち切り)
Alexander Doni Bodafogo (フリーで放出)
Daniel Pacheco SD Huesca (ローンで放出)
Michael Ngoo Hearts (ローンで放出)
Danny Wilson Hearts (ローンで放出)
Adam Morgan Rotherham United(ローンで放出)
1,獲得した選手
チェルシーからスタリッジ、インテルからコウチーニョを獲得しました。獲得に費やした金額は2人で約20m。
夏にフラムからデンプシーを獲得しようとした時、2mの差が埋まらず交渉は決裂し、デンプシーはその後スパーズへ4m+2mのきっちり6mで移籍しました。
その失敗があったにせよ、冬に20mを使ったこの補強、フロントはよくやったと言えるのではないでしょうか。
前線のプレイヤーが不足していたリバプールにとって効果的な補強になりそうです。
特に前半戦選手が揃っていなかったことによって若手選手の出場機会が増え、トップリーグの経験を積ませた事により、結果的には若手の層を厚くすることができたと思います。
2,放出した選手
ローン移籍を除外すると、3人を放出。放出されたジョー・コール、シャヒン、ドニはリバプールで重要な戦力となる事はできませんでした。
コールはリールでは良いプレイを見せたのですがリバプールというクラブが合わなかったようです。
シャヒンはプレスを掛けられた時の判断が遅く、プレミアに慣れていない印象を受けました。
ドニについてはレイナが怪我で出場できず、スタメンで出場したときに1発レッドをもらった事が致命的でしょうか。
(その後行方不明となりましたが、心臓疾患で生死をさまよう経験をしたとの事)
母国でゆっくりと過ごして欲しいものです。
3,お金の観点ではどうなのか
獲得に使ったお金は20,5m。冬の移籍市場としては多いです。
一方、3人の放出によって移籍金を得ることはできませんでした。ジョー・コールに至っては契約解除金として3mを渡したとの事。
そしてリバプールにいたインスーアがアトレティコに移籍し、契約として1.5mがリパプールに入ったとの事。
上記を合計すると22mほどの支出となりました。
本題はここから。
放出した3人の給与を調べてみると、
コール 推定 £90,000
シャヒン 推定 £70,000を負担
ドニ 推定 £60,000
=£220,000
次いで獲得した2人
スタリッジ £60,000(£80,000からの減給)
コウチーニョ 不明 恐らく£20,000~£40,000の間と思われる
コウチーニョが£40,000として計算すると
£220,000-£100,000=120,000 賃金を削減
£120,000×27週=3,240,000を削減できた計算になります。
コールにあげた3mとほぼ同等ですね…
戦力として計算できない選手を3人放出して、足りないポジションに2人補強した。
リバプールはお金の使い方がうまくない印象を受けますが、ここ最近変化しつつあると感じています。
賃金の整理整頓がうまくできた冬の移籍市場ではないでしょうか。
読んで頂きありがとうございました。以上です
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