アスリートになった気分!これであなたもアスリート♪その3
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ひとまる
2015年05月03日 12:20 visibility157
再び病院のベッドの上にて・・・・
ここまでの経緯は前の日記と前の前の日記を見てくださいな。
フットサル練習中にふくらはぎを痛めてスポーツ整形外科に来た俺。
再び診察台に上り新たなる戦いが始まる・・・・・
さわさわさわさわ・・・・
さわさわさわ・・
無言のまま足をさわりはじめる彼
何だかソフトタッチで変なきぶ、、、いやいや
足に負担をかけない形で筋肉をたしかめてる感じ。
何もいわずおさわりしてるので、痛かったら何か喋ったほうがいいのかと思い
「あーその辺やっぱり痛いですねー」
とか
「そこは大丈夫ですとか」
ついAWAYな雰囲気にのまれてあれこれ喋る俺
「うーん」
「なるほど」
「ふむふむ」
と、相槌なのか、感想なのかわからんつぶやきを発する彼
さわさわ
ぎゅっ
さわ
ぐぐぐー
その後も押したり引いたり曲げたりぐっぐしたりした後・・・・
「筋肉はちゃんと、動いてますねー」
「を、を、、、をぅ。」
「そんなひどい状態ではないと思います。」
とさわやか笑顔でいってくださいました。
おーどうやら、重症ではないようす。
「変な部分も腫れもないですし、、、そうですねー、筋肉痛のなれのはて、、、、
といった感じです。」
ふむふむふむ。
「症状としては、疲労性の筋肉炎ですね。」
ほうほう
先生によると右腓腹筋疲労性筋炎という症状らしい。
ここでもっとも気になってたことを聞いてみる。
「・・・運動しても、、、大丈夫、、、、ですか、、?」
「あー大丈夫ですよ、急激的なダッシュ、停止を繰り返すと痛みがでるかもしれませんが、
普通に運動する分には問題ないですよ」
を、ををーーーー! 良かった。。。
何せフットサル中に痛みだして結構な痛みだったんで、
大丈夫と思いつつそこそこ不安だったんだけど、一安心
「あんまり無理はしないで、ちょっとづつ様子をみてくださいね」
「はーい」
といいつつあさっては大会があるんだよなぁ
どうせ無理しちゃうんだろうなぁと思う俺
こうして二人目の先生の診察も終わり
再びソファ的なところでまっといてくださいと言われたので
座ってまつことに。
目の前には真剣にリハビリに取り組む若人がたくさん。
だいぶ雰囲気になれてきた俺は、
あーあの器具でふくらはぎ的な筋肉を鍛えてるんだなぁとか
あーあれは腰の負担を減らしてトレーニングする機械かー
あの野球少年はひじを痛めてるんだなぁ、、、変化球の投げすぎか、、、頑張れ!
などと再び妄想しながらまつこと10分
目の前にさわやかスポーツイケメンを代表するかのような
さわやかな笑顔のイケメンが登場。
「ひとまるさん こんばんは」
「こんばんはっ!」
何故だかイケメンにドキドキしながら、見ていると
キラキラした目をこちらに向けながら、
「急な運動で足に負担がかかったんですね。(キラッ)」
「怪我しにくい体づくりを一緒にしていきましょうね(キラッ)」
うわーーーーさわやかすぎるーーーー眩しいーーーーーーー!!!
惚れてまうやろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!
と思いつつ、リハビリ用具の段違い平行棒みたいな器具の前に連れて行かれる俺
今までほとんど接してこなかったスポーツマンのイケメン、、、、
眩しすぎるぜ・・・・ぇ・・・
「まずはふくらはぎの筋肉を伸ばすためにストレッチからはじめますねー」
そういって何かななめになっている台を指差し、
「この上に三分間たっててください。」
をーたってるだけでいいなら楽だなぁと思って立ってみたら
のびるのびるのびる のびるのびるのびる
結構気持ちいい。
一家に一台欲しいわーと思ってる間にあっという間に3分経過。
「終わりましたー!」
イケメンにちょっといつもより元気目な感じで報告する俺。
「では次はかかとあげやりましょかー。」
「はいっ!」
「足を肩幅ぐらいに広げてください。」
「はいっっ!」
「この状態でまっすぐかかとをあげて、下ろす。あげて、下ろす やってみてください。」
うながされるままにやってみる。
「そんな感じです。はいっ これを3セット20回お願いします。」
「はーい。」
やってみるとこれが全く利いてる気がしない(^^;
うーむこのやり方であってるのだろうかと思いつつ
あげたりさげたりを繰り返す。
なんとなく張り切ってる俺アピールがしたくて、3セットといわれたが
5セットぐらいやってから報告する俺
「終わりましたー。」
「お疲れ様です。」
「ではこちらにきてください。」
そういって案内された先には、、、、何かこうでっかいミキサーというか
コンポみたいな機械が置いてあり、その前に椅子が何脚か並べてある。
「えーこの機械はですね、ひとまるさんの足の悪い部分を自動的に感知してですね、
ピンポイントで周波数を合わせて信号をおくり、患部を治療する機械です。」
「はいっ?何ですかその怪しい機械?」
何かこう怪しい通販番組を見てるような気分になってしまい思わず怪しいと
口から飛び出してしまう俺
「いやいや全然怪しい機械じゃなくてドイツの代表チームでも使われている
きちんとした機械なんですよ!」
「う、、、うーん」
ますます、あやしい気配のする説明だなぁと思いっきり表情に出てたのか、
「いや、これほんと高い機械で、いろいろ科学的にもほにゃらら、ららら、」
と更なる説明をしてくるイケメンの彼。
「は、はい。大丈夫です。」
「でははじめましょうか」
そういっておもむろに電気コードみたいなやつを持つ彼
「脱いでください」
を、をう・・・
裾をまくりあげて、ふくらはぎを出す俺。
「ジェル塗りますねー」
怪しげなジェル的なやつを足にぬりぬりされ
「どの変が痛いですかー?」
「この変が一番痛そうです。」
「じゃあここに張りますね!」
そういって、電極みたいなやつをふくらはぎに二箇所はられる。
これまた深夜番組で見た腹筋自動的に鍛えてくれるやつやーん
とか思いながら、彼になされるがままにされる俺
「電気流しますねー。」
「はいっ」
「痛くないですかー?」
「大丈夫です!」
「では5分間お願いします。」
そういって颯爽と去っていく彼。
周りを見渡せば、10代の若人たちがそれぞれリハビリしている。
何だかこの中にいて足に電極はってたら
急激に自分もアスリートの仲間入りしたような気分になってきて
おもむろに腕をまわしてみたり、ひじの具合を気にしてみたりと
急にアスリート的な感じを出す俺。
こんな時どんな顔して座ってたら、いいんだろう・・・
アスリート的な顔ってどんな顔ーって思いつつ
ちょっと影のある感じでアンニュイな表情で、
眉間にしわを寄せつつ、5分間を過ごす俺。
ぴぴぴぴっ ぴぴぴぴ ぴぴぴ
アラームが鳴る。
「終わりましたー」
報告する俺。
「お疲れ様でしたー」
「ありがとうございますー」
「では、今日はこれで終わります。また次回よろしくお願いします。」
あらっ、症状も軽いしこれで終わりかと思ってたら
また次回もあるようす。
これがリハビリ的なやつかーようししっかり治して、
次の大会に備えるか、、、、と
すっかりアスリート気分になりつつ病院を後にする俺だった。
おわり。
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