三ツ沢がＪリーグで使えない？市町村の税金頼りの悲しいＪリーグ

たまたま今日、Ｊリーグのライセンスにおいてスタジアムが審査の対象になっているというブログを書いたのですが、どうやら今度は三ツ沢競技場が審査に満たないと言われているというニュースが出ていました。

それに関する記事を見てると、なんとかして市町村の税金で改修してもらうことを必死に模索しているＪリーグ側の様子が窺えました。

スタジアムの建設において、市町村の税金が必要なのは理解できますが、正直言うと今のＪリーグの厳しい現状を感じてしまいます。

いわばこの状況は、税金を使ってスタジアムを良くしてもらうだけ！という感じです。

本来のスタジアムの理想の形は、クラブがしっかりと自分たちで運営できるようになることです。

マンチェスター・ユナイテッドのオールド・トラッフォードやレアル・マドリードのサンチャゴ・ベルナベウは、実はクラブが所有している資産です。

自分たちで管理して高い入場料収入を得て、さらに儲けるためにスタジアムの改修費用を自分たちで費やす。

海外のサッカーとＪリーグを比較するのはナンセンスだ！
そういう意見も出るでしょう。

それでは目先を変えて日本のプロ野球を見てみると、阪神の甲子園球場は自前のものです。

東京ドームも税金で建てられたものではありません。

日本のスポーツ界でも、税金に頼らず立派なスタジアムを運営している所はあります。

Ｊリーグももう少し、クラブを運営する上で、スタジアムのあり方をこれからは考える必要があるでしょう。

百歩譲って税金に頼るとしても、市町村が税金を払ってくれた見返りとして大量の入場料収入を稼いで、それを改めて市町村にお返しすることができてこそ、本物のスタジアムのあり方だと思います。

むしろＪリーグはメジャーリーグのように、「スタジアムを税金で作ってくれなければ移転するぞ！」なんて市町村に税金を出さざるを得ない状況に持っていけるくらいの強さが必要です。
（もちろん、そんな脅迫めいたことは良くないですが）

来年からＪは２ステージ制に変わるからこそ、フロントはスタジアムやメディアの活用といった部分で稼げるよう、本当の意味でプロフェッショナルな集団になる必要があるでしょう。

あれだけサッカーファンの反対を押しのけての２ステージ導入ですから、高収入という結果を出すことが必要です！