尾花 高夫という男

ヤクルトでは主力投手として弱小チームながら支えてきた好投手。
しかし、引退後のコーチとしての手腕はすばらしい。
ヤクルトの優勝した97年、そしてダイエー、ソフトバンクでの投手育成。
家庭の事情などもあり、王監督の厚情もあり巨人の投手コーチに
堀内監督の下巨人の投手陣は完全に崩壊していた。
堀内監督の監督2年間はチーム防御率4.50→4.80これでは
いくら打撃が売り物のチームでもたまったものではない。
そして、2006年から原監督に待望され着任。
チームの修復は進みついに4.80→3.37まで。
若手の投手たちをうまく戦力にした。
若手の投手を見て、「意外に速い球を投げられる投手がいるじゃないか。」
尾花コーチは多くの要求をしない。
投手の恐怖は2つ。
打たれる恐怖と自滅する恐怖。
自滅する恐怖はブルペンの努力でなんとかなることを
説いて、とにかくストライクを投げられる投手を育成。
打たれるのはまた別の努力が一つ必要だが
自滅する恐怖を取り除けば、あとは打たれる恐怖と闘えばいい。
いかに無駄な失点を防ぐか。
四球→本塁打で2失点。 これは1点で無駄。
こういう失点をいかになくしていくか。
それが一つの課題だったという。
巨人の投手陣がこのあとどんな進化をとげるか見守りたい。

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