2014:J2:37節:H:vsモンテディオ山形「丸裸にされ苦心する采配」その2

2、戦評

PO圏内を争う上位対決。
ここ最近調子の良い山形に対し、1か月以上勝利の無い岡山というチーム状況が、対称的なチームの対戦となった。
山形は、天皇杯が、水曜にあったが、大幅にメンバーを弄らずベストメンバーに近い布陣でこの試合に迎えた。
一方で、怪我人多発及び勝利が遠く迷走している岡山は、大きくメンバーを変えてこの試合に臨んだ。
試合の方は、立ち上がりからチーム状態が良く、勢いのある山形開始早々に先制点を決めると、そのすぐ後に追加点。
これで、動揺した岡山は、守備陣形を弄るなど、チーム状況を物語る戦い方に対する不安を見せてしまう。
それでも前半は、この修正が、功を奏し、少し立て直し、24ウーゴを中心に効果的攻撃を見せるもなかなかシュートまけで行けず、逆にカウンターを再三受ける。
セットプレーのチャンスもあったが、誰にも合わず同様にカウンターを受けた。
後半に入ると24ウーゴを下げた事と、サイドで、攻撃面で活躍した2沢口 雅彦をCBに回した事で、攻撃が停滞。
全く攻撃の形を見いだせず、最終ラインのビルトアップからミスパスから危険なシーンを含め、中途半端なポゼッションを逆用された攻撃を受ける。
また、再三のサイドの裏のスペースを徹底的に突かれて、守備に追われる時間が増え、スタミナを消耗する。
選手交代で、反撃の狼煙を上げたかったが、逆に失速した岡山は、なんとか終盤にまで粘っていたが、最後は力尽きて、立て続けに失点。
4点目を決めて気の緩んだ山形から9荒田 智之が、一矢報いるも岡山の完敗に終わった。
この結果順位が入れ替わりPO圏内に山形に滑り込み、岡山はPO圏内に弾き出された。

3、得点経過

A:山形:0-1:30山形 雅人(6山田 拓巳)

経過

50上田 康太が、29川西 翔太にかわされ19久木田 紳吾の上がったサイドのスペースにパスを出される。
パスを受けた11ディエゴのドリブルから6山田 拓巳と渡りダイレクトで、クロスが入る。
これが、ピンポイントクロスとなり、30山崎 雅人が、決めての失点。

コメント

またもやサイドを崩されての失点。
もはやサイド攻撃への弱さは、各クラブ周知の事実と言ってもいいだろう。

A:山形:0-2:29川西 翔太(17當間 健文?)

経過

15鎌田 翔雅のオーバーラップでのインターセプトから攻撃に繋げるもシュートまで行けなかった。
これにより15鎌田 翔雅が、上がった事で、DFが、混乱し、マークがずれスペースという隙が出きていた。
そこに17當間 健文の一本のロングパスが、出される。
これで、29川西 翔太が、完全に抜け出し、GK1中林 洋次の1対1となり、豪快に決められて失点。

コメント

攻撃は、シュートで終えるまで至らなかった事の多さが、こういった失点が、生まれる原因の一つとなっている。
攻める時はしっかり攻める。
そういった基本が、出来ていなくて、迷っているからこういった隙が出来てしまう。

A:山形:0-3:15宮阪 政樹(11ディエゴ)

経過

再びサイドの崩しから10伊東 俊が、25田所 諒を振り切り縦に切り込んでクロスを入れる。
10伊東 俊のクロスには11ディエゴにはきっちり合わないが、11ディエゴが、頭で上手くコントロールして、しっかりボールを収める。
それから11ディエゴがキープから後方で、フリーの15宮阪 政樹に出す。
2沢口 雅彦が、寄せて行くが、間に合わず15宮阪 政樹に狙いすましたシュートを決められて失点。

コメント

最終ラインにほとんどの選手が吸収されて、フリーで待っている後ろの選手にやられるというこれまたいつも失点パターン。

A:山形:0-4:10伊東 俊(22金 範容:キム・ボムヨン)

経過

22金 範容(キム・ボムヨン)のロングパスは、11ディエゴがオフサイドの囮になり、3後藤 圭太と2沢口 雅彦の足が止まる。
しかし、後方に10伊東 俊がいて、そのまま裏へ抜け出されて、GK1中林 洋次と1対1になり、これを左隅に流し込まれて失点。

コメント

2沢口 雅彦が、本来10伊東 俊の動きを察知して動かないと行けない。
集中力が欠落したプレー。
こういった点差でもここをしっかり出来ないとここから勝ってPOに行ったとして、同じ過ちを繰り返してもおかしくない。
最後まで集中してプレーして欲しかった。

その3に続く。

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