開幕戦10千明 聖典に関する検証その2

5、戦術的成功

実は、この試合DH経由の攻撃は、ほぼ皆無だった。
DHは、守備でしか目立たなかった。
それは、何故か。
それは、10千明 聖典の周りを見れば一目瞭然だった。
10千明 聖典一人に対して、周りに中盤の選手が4人ぐらいいる。
いくら10千明 聖典が、ボールロストするのが少ないリスクを選ばない選手とはいえ、こういった状態であれば、彼を経由するのは、非常にリスキーである。
そのため25田所 諒や21加地 亮といったサイドで高いポジションを取る選手や裏へのロングパスや19片山 瑛一のポストプレーに期待するパスを選択する場面が多かった。
昨季までの岡山は、DH経由が多く、そこに厳しいプレスをかけて苦しむことが多かった。
DHの10千明 聖典は、最終ラインまで下がってゲームを組み立てる場面も多かった。
この試合では、この試合のレビューで述べた通り、ロングパスを有効に使うできる事で、岐阜の攻撃の起点を潰すという狙いを空振りにさせた。
また、10千明 聖典などがラインに下がる回数が少なくなることで、守備ラインを高めに設定でき、押し込まれる時間の減少に繋がった。
相手のプレスが分散すれば、ここを再び攻撃の起点に出来、型に拘らない長澤 徹の潜在的可能性を広がる。
具体的に言えば、例えば攻撃的行きたい場合。
17島田 譲や16関戸 健二のスタメンの可能性も十分ありえ、相手に対策が立てづらいスタメンを組む事が考えられる。

6、後書き

大分戦前ギリギリの投稿となった。
既に岐阜戦の録画を消した人もいるかもしれない。
その中、10千明 聖典の守備のプレーを簡単にまとめてみた。
この試合の10千明 聖典は、本当に地味なプレーが強いられたが、スタミナ不足やチャンスでの消極的なプレーもあって、アピール不足となった。
もし、シュートチャンスで、強烈なシュート放つかゴールを決めていたら、しっかり前へパスを配給出来ていたらと考えると、テクニックがあるだけに非常に勿体ない。
守備に関してもよりマイボールに繋げるプレーを増やして欲しい。
17島田 譲や16関戸 健二といった面白いDHがいるので、特にそう感じる。
本日の山陽新聞で、勢いより1試合1試合という言葉を使っており、全く違った調子の良い選手を起用する可能性も十分あり、その点も注目である。

岡山から世界へ 
To Be Continued

by 杉野 雅昭(masaaki sugino)

まだまだ未熟なので、おかしい点があるかもしれないので、反対意見歓迎ですし、間違いなどありましたらご指摘などのコメント宜しくお願いします。 
良いと思ったら評価して頂けると嬉しいです。

chat コメント 

コメントをもっと見る

通報するとLaBOLA事務局に報告されます。
全ての通報に対応できるとは限りませんので、予めご了承ください。

  • 事務局に通報しました。