2013年までファジアーノ岡山に在籍した選手で選ぶベストイレブン

1、ベストイレブンとリザーブ及び監督

監督

影山 雅永

スタメン

川又 堅碁
金 民均(キム・ミンキュン)、押谷 祐樹
田所
諒、千明 聖典、島田 譲、田中 奏一
植田 龍仁朗、イリアン・ストヤノフ、後藤 圭太
中林 洋次

リザーブ

GK:真子 秀徳
DF:竹田 忠嗣
MF:関戸 健二、石原
崇兆
FW:三村 真、清水 慎太郎、西野 晃平
 
2、選考選手と監督の紹介

監督

影山
雅永

長期政権となった影山
雅永監督。
守備的選手出身という事で、堅い守備を構築する事で、実力を遺憾なく発揮。
その手堅い采配は、交代が遅いという批判を受ける事もあるが、奇策でさえ理に適った交代に感じる現実主義者。
また、調子や実績、練習でのプレイ等、色んな条件を考慮した選手起用をみせる。
後は、相手チームにより起用や指示を変える等、柔軟な采配が見える様になればもっと良い監督になれるのではないだろうか。
現段階でも3バックをここまで浸透させて、POを終盤まで狙えるその手腕は、確か。
それでも年々成長しているこれからの若い監督である。

スタメン

GK:中林
洋次

GKながら魅せる事が出来る。
愛称がウッズとワールドクラス可能性を秘めている。
何より魅力なのがシュートへの反応。
どれぐらい凄いかと言われると、サポーターだけでなく、地元メディアでも神林と言われるぐらい。
また、シュートへの反応速度だけではなく、そのアジリティの高さやスピードといった身体能力の高さも際立つ。
後は、フィード精度さえ良ければ代表クラスのGKと言える。

CB:植田
龍仁朗

登録はされていないが、ギネス記録以上の距離のヘッドを決めた選手。
世界の植田、俺たちの植田と愛されている選手。
守備時の空中戦の強さは、J2では、指折り。
攻撃時には、一本のパスから得点に繋げるパスセンス。
セットプレイでの高さを活かしたヘッド。
また、危険の芽を潰す激しい守備。
高い持久力を活かした迫力あるオーバーラップ。
こういった高い能力を持った岡山の誇るCB。
後は、安定感が増せばJ1でも十分通用する可能性も秘めた非常に身体能力を持った選手。

CB:イリアン・ストヤノフ

卓越したキック精度、テクニック、キープ力。
CBながらプレイで沸かす事が出来た岡山史上ナンバー1のスター選手。
岡山に来た時には、最盛期の輝きこそ無かったが、それでも凄い存在感を放った。
一本のフィードからチャンスを演出する。
まさにそれは芸術と言っても良い。
そして、最終ラインで、相手選手のプレスをいなし、レベルの違いを見せていた。
セットプレイでは、正確なパスで、アシストを多く記録した。
DFの選手ながら攻撃面で大いに貢献した素晴らしい選手。
岡山の多くの選手は、彼から色んな物を吸収して、岡山の3バックに成熟に貢献した。

CB:後藤
圭太

柔軟性を活かした1対1からのボール奪取は、見ていて気持ち良い。
突破されたと思ってもそこから足を滑り込ませ蜘蛛のネットの様にボールを絡ませ取る。
また、効果的攻撃参加を見せて、攻撃に厚みと変化をもたらす事が出来る。
セットプレイでもしっかり得点出来る力を持っている。
攻守で粘りのある選手で、安定感が増せば、バランスの取れた総合力の高いCBになれるセンスを秘めた選手。

DH:千明
聖典

サッカー知能指数の高い選手。
ボールの奪いどころを知っている選手で、スリの様にボールをくすねる。
高い身体能力やフィジカルのある選手ではなく、ボール奪取が凄いでなく、ボール奪取が巧いと言う表現を使ってしまうその奪い方は、職人芸。
トラップする所やパスコースを読む眼、ポジショニングこれらに優れ、岡山の守備に安定をもたらしてくれる。
攻撃では、高いテクニックと視野の広さで、ボールをしっかり繋ぐ事が出来る。
また、ボールのキープの仕方も、強いではなく、こちらも巧いと思わず唸ってしまう。
高いテクニックでいなし、囲まれても狭い所をパスやドリブルで、打開する様は、まさに玄人好みの選手。
もっとゴールやアシスト出来る様になればより偉大な選手になれる。

DH:島田


縦への推進力のある攻撃的DH。
DHながら裏へのスペースへ抜け出したり、サイドのスペースへ走り込む等、追い越す動きを厭わない。
また、飛び道具を持っていて、正確で強烈な左足を持っている。
そのため遠くから狙えるし、プレースキッカーを任せる事が出来る。
また、守備時でも激しいボランチらしい守備が出来る選手。
後ろからでもカードを恐れずしっかり守備に行く。
最終ラインからビルトアップする事もあり、全方向へ顔出し、岡山の選手らしく運動量が豊富である事が分かる。
そして、豊富なだけでなく、目立つ選手。
さらに縦への動きだけではなく、縦へのパス意識も高く、裏へのスルーパスや楔型パスを多用する。
成功率は、その分下がるが、ゴールに繋がるパスを出す事が出来る。
千明
聖典と相性ばっちりで、岡山のボランチの良いアクセントになっている。
大卒の新人という事で、完成度は高いが、まだまだ粗さが目立つので、来季はより成長して貰いアシストとゴールをもっと伸ばして欲しい。

WB:田所


岡山の鉄人。
驚異的メンタルとスタミナで、上下運動を繰り返す。
そのため攻守で、抜群の存在感を放っている。
また、努力の人で、クロス精度が悪かったが、今では一定のレベルまで向上した。
その結果プレースキッカーを任される程になった。
思い切りの良さを兼ね備えた選手で、豪快なゴールを何度も決めている。
途中からDHに変えると運動量を活かし、攻守で、存在感をみせる。
外から中央に映る事で、シュート機会を得て、そこで、しっかり決めた。
気持ちの籠ったプレイに惹かれるサポーターも多く、年々人気が増している。
今では、岡山を象徴する選手まで、成長した。
中堅からベテランの域に達しつつあるが、まだまだ伸びる可能性を秘めている選手。

WB:田中
奏一

高い突破力を備えるサイドアタッカー。
1対1なら高確率まで、クロスまで行く事が出来る。
岡山では、珍しい個で勝てる貴重な選手。
ある程度のスピードと独特のドリブルを仕掛けるタイミングの取り方と間の取り方をする事が出来る。
1年目は、慣れないポジションで、適応出来なかったが、今季は、持ち味を発揮できる様に等、慣れてきた。
囲まれた時の突破の仕方や、パスとクロス成功率をどれだけ高められるか。
まだまだ、パスの成功率は酷いが、クロスは、低弾道で、吹かす事が無いので、可能性を感じる。
過酷で、慣れないポジションという事もあり、能力を最大限活かせてないが、本人も遣り甲斐を感じている事もあり、さらなる成長に期待したい。
余談ながら審判の判定や自分の不甲斐ないプレイ激しいリアクションをみせる、温厚そうで、気性の激しいという意外性のある選手。

OH:金
民均(キム・ミンキュン)

卓越したボールキープ力を持ったJ2では、反則レベルのテクニシャン。
視野も広く選手を引き付けてゴールに直結する驚くほど正確で、的確なスルーパスを1試合1回は、高確率で、配給する事が出来る。
スピードが無いので、派手さこそ無いが、攻撃的ポジションで、存在感を放っている。
短い時間より長い時間で、実力を発揮する選手。
選手からの信頼も厚く、ボールを預けられる事が多い。
実際囲まれてもボールを失わない。
また、ゴールもある程度決める事が出来るので、なんでも出来る選手。
日本語も健気に勉強し、通訳無しで、ある程度話せるレベルまで、勉強した努力家。
そのため甘いマスクという事もあり、サポーターに愛されている。

ST:押谷
祐樹

上背こそ無いが、スピードと高いテクニックを併せ持ったドリブラー。
ドリブラーだが、飛び道具を持っていて、遠目からでも狙える強烈なシュートを打つ事が出来る。
2013年シーズンも2度ベストゴールに受賞する等、華のある選手。
一度は、遠方からの強烈で正確なミドルシュート。
二度目は、無回転のFKを決めた。
多彩なゴールパターンを持った選手で、彼に通ればと可能性を感じさせてくれる。
囲まれても怯まず果敢にチャレンジする程、自信も持っている。
繊細な選手で、気持ちの籠ったプレイをみせてくれる。
まだ、二桁得点を記録した事ないが、それを十分達成できる可能性を秘めたこれからの成長にも期待したい選手。

CF:川又
堅碁

2012年シーズンにレンタルで、J2の岡山に加入したシーズンでは、日本人1位のゴール数を記録した。
J1の新潟に復帰後、J1で、2位のゴール数を記録するJリーグを代表するCFに成長した。
身体能力の高さと高い決定力を兼ね備えた選手。
1対1やゴール前の決定機で、高確率で、ゴールに叩きこむ冷静さと思い切りの良さを持っている。
天性のストライカー気質を持った選手で、海外移籍や代表入りが、期待される選手。

リザーブ

GK:真子
秀徳

総合力の高いGK。
的確なコーチングと正確なフィードが、売り。
反応速度で、中林に劣るものの安定感は高い。
また、甘いマスクを持っており、人気も高い。
声は、JFL時代に所属した佐川急便で、培った良く通る大きな声は、コーチングする上で、魅力的。
まだまだ成長する虎視眈眈とレギュラー奪取を狙っているベテランGK。

DF:竹田
忠嗣

CBとDHが出来る頭脳的守備が売りの選手。
広範囲をケア出来る選手で、裏のスペースを埋めて、守備のバランスをとり、ラインもコントロールする。
彼が、守備の生命線で、彼の調子により守備の安定感が変わって来る。

MF:関戸
健二

現在OHと考えているが、DHとして評価したい選手。
OHだとなかなかキープ出来ず、ゴールやアシストに繋げる事が難しかった2013年シーズンだったが、DHとして出場した際は、高いキープ力を見せた。
自分のタイミングで、パスを出す事が出来れば決定的仕事をする事が、可能で、もっと輝くのではないだろうか。
そういった期待を込めてのDHの交代枠での選出。

MF:石原
崇兆

流れを変える事が出来るスーパーサブ。
左右の両WBとOHが出来る選手。
スピードを活かしたプレイと運動量の多さが売りの選手。
ドリブル突破やシュート精度やゴール前の落ち着きに課題があるが、アシストをある程度出来る選手に成長した。
シュートを放つ際に、GKやDFの動きやポジションを冷静に把握し、コースを狙う落ち着きが、身につければ得点を量産できる可能性も秘めた選手。
まだまだ若いので、これからのさらなる成長に期待したい。

FW:三村


スピードを活かしたドリブルが、売りの選手。
局面を打開する力を持った流れを変える事が出来る。
スペースのあるカウンターで、実力を発揮する選手で、実際プロ初ゴールもカウンターで、決めた。
思い切りの良いシュートをゴールシーンだけではなく、枠に何度か飛ばすなど、シュート精度は高い。
病気や怪我に向き合い、ベストコンディションを維持出来れば、ブレークする可能性を秘めた選手。
今後のブレークに期待したい。

FW:清水
慎太郎

ストライカーらしい決定力を持った選手。
上背こそ無いが、跳躍力があり、ポストプレイもある程度出来る。
消えている時間もあるが、裏への抜け出す動きや1対1の落ち着きは、秀逸で、川又
堅碁に勝ると劣らない高い決定力を誇る。
枠内に飛ばす能力が高く、ゴールを期待させてくれる若い選手。
これからの成長が、楽しみ。

FW:西野
晃平

怪我に泣いた選手だが、シュート精度の高い選手。
怪我で、出場機会が少ない事に加えて当時弱小だった岡山の中で、9ゴール決める等、ストライカーとして能力は、申し分ない。
エクセレントなゴールも多く何かしてくれるのではないかという期待感を抱かせてくれるストライカー。

候補漏れ(間違えて書いてしまったw)

FW:久木田
紳吾

高い身体能力を持つストライカー。
近年はWBでの出場が多く、G大阪や神戸といった強敵からゴールを奪う等、上位に強い。
WBで、出場した際は、WBながら中にポジションを取り、クロスに備える事で、攻撃に厚みをもたらした。
特に岡山は、クロスを上げても中に人が居ない事が多かったので、終盤の攻撃に迫力をもたらす事が出来る選手。
今後は、安定して得点出来る様になるかが、ブレークの鍵を握る。

3、後書き

スタメンは、良い選手が、揃う様になったと思います。
まだ、リザーブの選手は、層が薄いですが、年々成長しているなと感じさせてくれる。
来季は、どういった布陣になるか楽しみです。

岡山から世界へ

To Be Continued

by 杉野 雅昭(masaaki
sugino)

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