2012:J2:12節:A:横浜FCVSファジアーノ岡山「我慢しての2連勝」
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杉野雅昭
2012年05月05日 20:17 visibility91
横浜FCVS岡山:1-0
得点者:20川又
観客数:2803人
●岡山スタメン
20川又
19中野・11桑田
25田所・8千明・2沢口・13石原
5植田・18竹田・3後藤
1中林
●リザーブ
GK:21真子
DF:22篠原・30一柳
MF:17服部・7キムミンキュン
FW:10チアゴ
●途中交代
19中野→7キムミンキュン、11桑田→17服部、20川又→10チアゴ
●横浜FC
39大久保・34田原
6高地・14武岡
5八角・17中里
2阿部・4ペスンジン・28森本・32杉山
1シュナイダー潤之助
●リザーブ
GK:31関
DF:24堀之内・27パク
MF:8佐藤・19小野瀬
FW:10カイオ・11三浦
●途中交代
6高地→8佐藤、17中里→10カイオ
●戦評
終始横浜FCが、主導権を握った。
強力なツインタワーに岡山は、苦しんだ。
そこから何度も横浜FCは、チャンスを作ったが決め切れなかった。
岡山は、劣勢ながら25田所のピンポイントクロスに20川又のヘッドを決めてこれが、決勝ゴール。
横浜FCは、シュート12本も放ちながら、岡山の人数をかけた堅い守りを崩せず無得点に終わった。
横浜FCが、流れを掴んでいたが、勝てなかったサッカーの難しさを感じる試合だった。
●レビュー(岡山側)
勝つには勝ったが、14仙石の出場停止と36関戸怪我、7キムミンキュンと17服部の休養と、横浜FCの実力のためここまで7試合無敗の内容ではなかった。
この好調は、最近下位のチームとの対戦が多かったのも関係しているかもしれない。
真価が問われるのは、GW後の上位との対決。
特に相性が悪かった東京Vにどこまで出来るか今から楽しみである。
そういった意味で、内容悪くてもこの試合に勝てた事は大きい。
今の守備に重点を置いていて、攻撃の時の人数が、少ない。
どうしても後ろからの押し上げというのが無いと得点するのは難しい。
この試合の様に25田所のクロスから得点、という感じの少ない人数での得点は貴重だが、少しずつ増えてきている様に感じる。
7キムミンキュンが言う様に上手くなってきており、チームとしての成長を感じる。
欲を言えば3得点出来るぐらいの一方的試合を増やしたい。
そう考えると依然として決定力不足というのを感じる。
そういった練習に取り組んでいる様だし、そろそろ大量得点での勝利があっても良いのではないだろうか。
また、この試合では、DHの所へ出場停止の14仙石の代わりに2沢口が入ったが、パスミスこそあったが、良いスルーパスを通していたので、驚いた。
14仙石や8千明にもそういったパスを狙って欲しいとも思った。
勝つには勝ったが、課題の多い試合だった。
その課題を修正して次の試合に繋げて欲しい。
●レビュー(横浜FC側)
39大久保と34田原を上手く活かしてのサッカーだった様に感じた。
シンプルな攻撃だったが、非常に有効な攻撃で、岡山側に押し込んで、シュートというシーンを何度か作れた。
怪我人が多い中で、これだけのサッカーが出来れば順位を上げることも十分可能な筈。
左SBの阿部も豊富な運動量が多く、岡山のゴールに迫り迫力があった。
守備でも4ペスンジンの頑張りが光り、TV中継を見ていて何度も名前を聞いた。
5八角も体を張ったプレイが光った。
パフォーマンスだけなら横浜FCの方が良く、勝ちたい試合だった。
●得点シーン
☆1得点目
25田所のピンポイントクロスに20川又が、マークを振り切り、ヘッドで合わせてゴール。
25田所のクロスの質。
20川又のポジショニングとヘッドの巧さが光ったゴール。
●要点整理
(1)横浜FCのツインタワーに対しても粘り強い守備で無失点に抑えた。
(2)7キムミンキュンが居ると、前線でボールをキープ出来る。
(3)11桑田のポジショニングの良さが光った。
(4)2沢口は、スルーパスを通せる視野の広さには、驚いた。
(5)25田所のクロスの質に成長を感じる。
(6)20川又の決定力の高さは、岡山に在籍した選手の中では一番。
(7)怪我人が多く影山監督の苦しい采配が続く。
(8)下位にしっかり最少得点差で勝てる試合巧者ぶりには驚かされる。
(9)(8)より、セットプレイでの失点が減った事が大きい。
(10)14仙石が居ないとパスサッカーをやる上で、少なからず影響がある。
(11)厳しい連戦も日曜が最後、しっかり勝ちたい。
●評点
岡山側
GK1中林:6,0:的確なポジショニングで、完封に貢献。
CB5植田:6,0:いつもより守備に重点を置き、完封に貢献。
CB18竹田:6,0:空中戦では苦しんだが、気持ちの入った守備を見せた。
CB3後藤:6,0:1:1で強さを見せた。
DH8千明:5,5:正確なパスで攻撃のリズムを作った。
DH2沢口:6,0:パスミスもあったが、決定的なスルーパスを通しチャンスを作った。
WB25田所:6,5:豊富な運動量と正確なクロスで、決勝ゴールをアシスト。
WB13石原:6,5:スピードを活かしたプレイで、チャンスメイクした。
ST19中野:5,0:目立った活躍出来ず。
ST11桑田:5,5:フリーランの質やポジショニングの良さでチャンスを作った。
FW20川又:7,0:値千金の決勝ゴールを決めた。
途中交代
7キムミンキュン:6,0:ボールをキープし、チャンスを作った。
17服部:5,5:慣れないポジションだったが、最低限のプレイをした。
10チアゴ:4,5:残り時間が少なかったのに運動量が少なかったし、ボールをあまりキープできなかったのは不満。
影山監督:6,0:苦しいチーム状態ながら、勝利に導いた。
横浜FC側
GK1シュナイダー潤之助:6,0:失点のシーンは、防ぐのは難しかった。
CB4ペスンジン:6,5:岡山の攻撃の芽を摘んでいた。
CB28森本:5,5:1失点に抑える守備を見せた。
SB2阿部:6,0:豊富な運動量で左サイドからチャンスを作った。
SB32杉山:5,5:危険な眼を摘んでイエローカードを貰った。
DH5八角:6,0:体を張った守備を見せた。
DH17中里:5,5:パスを繋いで、ゲームを作った。
OH6高地:5,5:セットプレイで、チャンスを作った。
OH14武岡:6,0:サイドを抉ってチャンスを作った。
FW39大久保:6,0:高さを活かして再三決定機を作るもゴールに結びつかず。
FW34田原:6,0:体の強さを活かしてキープしたポストプレイが良かった。
途中交代
8佐藤:5,5:あまり決定機的仕事出来ず。
10カイオ:6,0:シュートを積極的に打つもゴールに繋がらず。
山口監督:5,5:カイオの交代は当たったが、勝利に繋がらず。
審判(主審:三上、副審:青山・竹田):6,0:上手く裁いてゲームを作った。
●MOM
「20川又」
決勝ゴールを決めた。
決定力の高さを見せた。
ヘッドも素晴らしいコースにコントロールされ威力も十分あった。
他にも決めないといけないシーンがあったのに決められなかったのは課題。
●次節希望スタメン
20川又
7キムミンキュン・11桑田(36関戸)
17服部・8千明・14仙石・2沢口
5植田・18竹田・3後藤
1中林
●次節希望リザーブ
GK:21真子
DF:22篠原(11桑田)・30一柳
MF:25田所・13石原
FW:19中野・10チアゴ
岡山から世界へ
To Be Continued
by杉野雅昭
まだまだ未熟なので、おかしい点があるかもしれないので、反対意見歓迎ですし、間違いなどありましたらご指摘などのコメント宜しくお願いします。
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