2012:J2:14節:A:東京ヴェルディVSファジアーノ岡山「鬼門突破!!」

東京VVS岡山:0-1
得点者:36関戸
観客数:3515人

●岡山スタメン

20川又
7キムミンキュン・36関戸
25田所・8千明・14仙石・2沢口
5植田・18竹田・3後藤
1中林

●リザーブ

GK:21真子
DF:22篠原・30一柳
MF:13石原・11桑田
FW:19中野・10チアゴ

●途中交代

14仙石→30一柳、20川又→13石原、7キムミンキュン→11桑田

●東京Vスタメン

9阿部・10小林
6中谷・11西
22和田・23梶川
4高橋・3深津・17土屋・19森
26柴崎

●リザーブ

GK:1土肥
DF:2吉弘・28田中
MF:14小池
FW:18巻・24南・41杉本

●途中交代

10小林→18巻、6中谷→41杉本、23梶川→14小池

●戦評

前半は、東京Vが、支配率で、岡山を圧倒した。
しかし、岡山は、体力を温存し、守備に重点を置き、東京Vに決定機を作らせなかった。
後半に入ると、疲れが見え始めた東京Vに対し、岡山が反撃する。
前半はとは打って変わって岡山が多くの決定機を作る。
そして、終盤に岡山が決めて先制。
東京Vも粘りを見せるも1点が遠く、悔しい敗戦となった。
岡山は、相性の悪い鬼門での大きな1勝となった。

●レビュー(岡山側)

前半の出来に大きな課題を残した1戦。
守備に関しては、東京Vのパス回しにもリトリートして、スペースを作らせず、決定機を作らせなかったのは、収穫。
岡山の今のスタイルは、ポゼッションからの攻撃と思っていたが、相手が強くなるとそのサッカーをするのも難しくなると痛感した。
後半こそ多少そのスタイルを発揮できたが、まだまだ完成度に程遠い。
得点力不足は、依然深刻だが、この試合カウンターから得点出来のたのは大きい。
しかも、質の高い攻撃だった。
こういった攻撃が出来る様になれば、もっと得点できる様になる。
やはり、個のレベルアップというのが、今までの課題だったが、随所に個のプレイが見える様になって来た。
今季の岡山は、強いという事を証明出来た1戦だった。
今後は、得点力不足を如何に解決していくのか注目したい。

●レビュー(東京V側)

ここまで、下位に強く上位になかなか勝てなかった東京V。
この試合では、中位の岡山との試合だった。
前半は、岡山を圧倒し、強さを見せたかの様に見えたが、内容は乏しかった。
岡山の堅い守備の前に決定機をほとんど作れず。
前半の東京Vの時間にゴールを奪えていれば結果は、違ったかもしれないだけに悔やまれる。
それでも伝統の個の強さというのは、この試合随所にみられた。
ただ、毎年主力を引き抜かれる事が多く、年々戦力が細くなっている。
それでもテクニカルな良い選手はやはり多く、有望な選手ばかりなので、引き抜かれてもそれでも良い選手を育てるという育成クラブとして、頑張って欲しい。
そして、いつかは、資金力も充実させ、良い選手を増やしていき、J1へ返り咲きたい。

●得点シーン

☆1得点目(36関戸)

東京Vの11西のFKから。
なんとかクリアして左サイドにいた7キムミンキュンが拾う。
7キムミンキュンが、前線に上がる20川又を確認し、その中央の2川又へ技あり反転パス。
20川又は、ワントラップして、左サイドを上がってきた3後藤へパスを出し、前へ走り出す。
3後藤は、ドリブルで、スペースがある所まで進む。
3後藤の前に東京Vの選手が立ち塞がられるが、3後藤は、20川又に絶妙な浮き球のスルーパスを通し、20川又が裏へ抜け出す。
20川又は、GKとの1:1となり、バウンド的にシュートするのは、難しく、ヘッドでGKをかわす。
20川又は、ラインぎりぎりのところからマイナスのボールを36関戸に折り返す。
そのボールは、36関戸の後方へずれたボールだったが、36関戸が、足を伸ばし倒れながらシュートを放ちゴール。

一つ一つのプレイが、質が高かったと思います。
岡山、強くなりましたね!!

●要点整理

(1)鬼門での嬉しい初勝利。
(2)東京Vに対しても完封出来たのは嬉しい。
(3)1中林は、抜群の安定感。
(4)7キムミンキュン走り過ぎ(笑)
(5)5植田から20川又へ結構良いパスが通る。
(6)やはり中盤でなかなかボールを失わない。
(7)8千明は、珍しく良いミドルを打った。
(8)この試合のスタメンがベストに近い。
(9)サイドチェンジは、やっぱり1試合に何回か見れるのは、大きな武器。
(10)影山監督喜び過ぎ(笑)
(11)36関戸は、ここから得点を量産してくれると信じたい。
(12)後半の様なサッカーをもっと長くして欲しい。
(13)交代が遅かった。
(14)スローイン以外のセットプレイ無失点継続中。
(15)上位相手の試合が、続く中で、連敗しなかった事は大きい。
(16)この調子で、頑張って欲しい。

●評点

岡山側

GK1中林:6,0:的確なポジショニングが光ったが、クリアボールが相手に当たってひやっとした。
CB5植田:6,0:ミスもあったが、良いクロスを上げる良いプレイもあった。
CB18竹田:6,5:上手くDFラインを統率し、何度かオフサイドというシーンを作った。
CB3後藤:6,5:得点のシーンでは、得点に繋がる起点となった。
DH8千明:6,5:強烈なミドルシュートやゲームメーク、守備等巧いプレイが光った。
DH14仙石:6,0:攻撃では長短のパスで繋ぎ役として仕事し、守備では黄色を貰ったが危険な芽を摘んだ。
WB25田所:5,5:守備に追われる時間も多く、持ち味を発揮できなかった。
WB2沢口:6,0:攻守で存在感を放ったが、決定機でのヘッドがポストに当たった。
ST7キムミンキュン:7,0:豊富な運動量と異次元のキープ力で存在感を放った。
ST36関戸:7,0:決勝ゴールを決めたシーン以外でも粘り強いドリブルが光った。
FW20川又:6,5:ミスが目立ったが、アシストのシーンは流石。

途中交代

13石原・30一柳・11桑田:評価不可

影山監督:5,5:交代カードが遅い気がするが、ベスメンに近いし、代え難いか。

東京V側

GK26柴崎:5,5:失点のシーンで、20川又に振り切られた。
CB17土屋:6,0:カバーリングの良さが光った。
CB3深津:5,5:安定した守備を披露。
SB4高橋・19森:5,5:何度か攻撃参加を見せた。
DH22和田:5,5:高いポゼッションに貢献。
DH23梶川:5,5:パスでリズムを作った。
SH6中谷:5,5:高い技術を見せた。
SH11西:6,0:ドリブルと正確なパスで、攻撃で存在感を見せた。
FW9阿部:6,0:シュートまでの形で非凡なものをみせた。
FW10小林:5,0:裏を狙う意識があったが、2度オフサイドにかかるシーンに象徴する通り精彩を欠いた。

途中交代

18巻:5,5:ポストプレイで、存在感があった。
41杉本:5,5:シュートを放つもゴールに繋がらず。
14小池:6,0:ドリブルやパス等、高いテクニックで、存在感を放った。

川勝監督:5,5:交代した選手が持ち味を発揮するも勝利に繋がらず。

●MOM

「7キムミンキュン」

豊富な運動量とキープ力で圧倒的存在感。
ゴールやアシストという結果を残せなかったが、内容が良かった。

●次節希望スタメン

20川又
7キムミンキュン・36関戸
25田所・8千明・14仙石・2沢口
5植田・18竹田・3後藤
1中林

●次節希望リザーブ

GK:21真子
DF:22篠原・30一柳
MF:13石原・11桑田
FW:19中野・10チアゴ

スタメンとリザーブとも現状維持で。

●満足度

☆☆☆☆★

鬼門での初勝利。
あの東京Vに勝てたという事で、成長を感じる1勝だった。
この調子で、2位以上目指して頑張って欲しい。

岡山から世界へ

To Be Continued

by杉野雅昭


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