2012:A代表:キリンチャレンジカップ:日本VSアゼルバイジャン「新戦力が持ち味を発揮する」

日本VSアゼルバイジャン:2-0
得点者:10香川、9岡崎

●日本スタメン

22森本
10香川・4本田・9岡崎
13細貝・17長谷部
5長友・2伊野波・16栗原・6内田
1川島

●リザーブ

GK:12西川・23権田
DF:3駒野・19徳永・20槙野・24酒井
MF:8高橋・14中村・25長谷川
FW:11宮市・18前田・21原口

●途中交代

22森本→18前田、6内田→24酒井、17長谷部→8高橋、10香川→11宮市、4本田→14中村、2伊野波→20槙野



●アゼルバイジャンのスタメン、途中交代、リザーブ

GK: 1 アガエフ
DF: 4 シュクロフ(cap)
  5 アラベルディエフ
  15 アビショフ
  → 19 アミルグリエフ(後半27分)
  18 メドベデフ
  → 17 ナディロフ(後半20分)
  20 ブダク
  27 ゴクデミル
MF: 8 チェルトガノフ
  3 ナビエフ
FW: 11 アリエフ
  → 10 スバシッチ(後半35分)
  7 オズカラ
サブ: 23 メディエフ
  12 ナジロフ
  21 レビン
  2 アミルジャノフ
  9 ママドフ
  22 イマムベルディエフ
  16 ウマロフ

●戦評

日本が、主導権を基本的に握る。
アゼルバイジャンは、体格を活かした守備で粘るも技術で勝る日本が先制。
アゼルバイジャンもセットプレイや裏へのパスで、反撃を狙うも追加点を奪われる。
アゼルバイジャンは、惜しいシーンもあったが、日本の前に完敗。
ベストメンバーでないが、日本が順当に勝利した。

●レビュー(日本側)

遠藤と吉田、今野を欠いた影響が、見受けられた。
それでも代役の選手は、十分と持ち味を発揮した。
ゴールを決めたのは、欧州で、活躍している二人だったが、この試合が、デビューの高橋、宮市、酒井は、特徴を十分に出し、代表定着へ、アピール出来たと言える。
ただ、やはり遠藤の穴は、大きく中盤でのリズムをなかなか作れなかった。
DFラインも裏へのパスの対応に苦しみ、安定感に欠けた。
強いところだと失点してもおかしくない。
そういった意味で、課題が見つかったのは、収穫だろう。
最終予選に向けて新戦力の発掘、課題の発見等、この親善試合の狙いだっただけに価値のある試合に出来た。

●レビュー(アゼルバイジャン側)

有名な選手は、ほぼ皆無だった。
体格こそ良かったが、日本の相手としては、少々力不足と言わざる得ない。
ベストメンバーと言えない、日本に対して、この内容だと厳しいだろう。
ポゼッションという点では、かなり厳しく単調な攻撃だった。
ここから強豪国になるには、相当苦労しそうなチームだった。

●新戦力(24酒井)

一度のクロスで、決定機を作れるのは、見事ですね。
ただ、6内田と比べて、スピードが無い分1:1で突破するのは、難しい感じがしました。
味方選手とのパス交換で、裏のスペースへ抜け出したりするタイプだと思います。
守備は体格強いので、当たりには強いでしょう。
ただ、現状世界を知っている6内田の方が安定感はあるでしょうね。
それに1:1で突破出来たりする点や、サッカーのパスセンスとかは、6内田の方が上だと思います。
その辺りをザッケローニ監督がどう考えるかですね。

●新戦力(8高橋)

ややクイックネスに欠ける印象を持った。
それでも、球際の強さを感じた。
シュートを積極的に狙う姿勢も評価出来た。
良くも無いが、悪くも無い。
最終戦のメンバーこそ入ったが、出場は厳しそう。

●新戦力(11宮市)

一番インパクトに残りましたね。
あのスピードは大きな武器になると思います。
連携も良くなればスタメンの可能性も出てくるぐらいポテンシャルの秘めた選手だと思います。
ボールタッチとか見ても技術がしっかりした選手ではないかと。
1:1で突破出来る貴重な選手になると思います。
現状は、後半から出て来るスーパーサブが適任ですね。

●遠藤の影響

遠藤の存在はやはり大きいですね。
彼が居ないと攻撃にリズムが出来ない。
中盤でボールを失う回数も多かったですし、この試合で出たメンバーには、遠藤の代役をするのは、難しそうな感じがしました。
やはり、ここが、今の日本の抱える大きな課題と言えます。
遠藤色を脱色して、日本のサッカーを変換するか。
それだけ彼の影響力は大きい。

●本田復調

久々に見ましたが、やはり良い選手ですね。
南アフリカでも1トップを務めていたぐらいですからボールが収まります。
FKは、相変わらず良い物を持ってます。
連携もそこそこ良かったですね。
やはりトップ下は、彼が一番ですね。
得点を狙う意識を感じましたけど、やはり人数が多いところですし、なかなか難しそうな感じがしました。
一瞬の時にどれだけ出来るかですね。

●DFラインに関して

裏を取られる事が多かったですね。
そういった対応で、やはり今野と吉田と比べると甘かった。
連携とか色々とあると思いますけど、現状差があると思います。
悪くもないけど、良くもない。
経験を積む中で、改善していって欲しいですね。

●1トップを誰にするか

22森本に関しては、正直厳しい印象を持った。
チームで1トップを張っていた18前田が、順当か。
本当は李が良いんだけどな…
今は、どうなってるのだろう?
ここ嵌る選手が出てくれば1ランク上がりそう。
ザッケローニが、誰にするのも注目したい。

●評点

GK1川島:6,0:一度ナイスセーブがあった。
CB2伊野波・16栗原:5,5:あまり出番が無かったが、裏を何度か取られた。
SB5長友:6,0:豊富な運動量で、攻撃参加を見せた。
SB6内田:5,5:スピードを活かしたプレイを見せた。
DH13細貝:5,5:守備で持ち味を発揮し、パスをしっかり繋いだ。
DH17長谷部:5,5:楔パスを通そうという意識を感じた。
SH10香川:7,0:消えている時間もあったが、違いを見せた。
SH9岡崎:6,5:泥臭いながらしっかり決めた。
OH4本田:6,5:惜しいFKを放った。
FW22森本:5,5:オフサイドになったシーンは、惜しかった。

途中交代

18前田:5,5:FWらしい動きを見せた。
24酒井:6,0:素晴らしい精度のクロスを入れた。
8高橋:5,5:積極的にシュートを狙った。
11宮市:6,5:スピードを活かしたプレイで、魅せた。
14中村・20槙野:評価不可

ザッケローニ監督:6,0:上手く選手を試した。

●希望イレブン


香川・本田・岡崎
遠藤・長谷部
長友・今野・吉田・酒井(柏)
川島

●リザーブ

GK:西川
DF:槙野・内田
MF:中村(川崎)・清武
FW:宮市・ハーフナー

●満足度



☆☆☆★★



新戦力が見えたのは良かった。

まだまだ良くなると思うので、満足度は☆×3とした。

日本から世界へ
To Be Continued

by杉野雅昭

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