2012:J2:22節:A:京都サンガF.C.VSファジアーノ岡山「攻守で粘りを見せドロー」
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杉野雅昭
2012年07月04日 00:48 visibility81
京都VS岡山:1-1
得点者:23中村、20川又
観客数:4930人
●岡山スタメン
20川又
7キムミンキュン・36関戸
25田所・8千明・14仙石・13石原
5植田・2沢口・30一柳
1中林
●リザーブ
GK:21真子
DF:22篠原・24坂本
MF:17服部・28岡崎
FW:11桑田・19中野
●途中交代
8千明→11桑田、7キムミンキュン→19中野、20川又→17服部
●京都スタメン
22駒井・31久保
23中村・10工藤
15中山・7チョンウヨン
16福村・3染矢・4秋本・8安藤
1水谷
●リザーブ
GK:30児玉
DF:2酒井・6ファンテソン
MF:19内藤・27原川
FW:11原・28三根
●途中交代
31久保→11原、22駒井→28三根、4秋本→6ファンテソン
●戦評
立ちあがりは、岡山が良いペースで入る。
落ち着いてくると自力で勝る京都が主導権を握る。
岡山は、何度か危ない場面を作られるが、粘り強い守備を見せる。
その中で、交代した選手が絡み京都が先制。
岡山も交代した選手が絡み同点。
全体を通して見れば、両チームとも前回の対戦時より状態が落ちており、後半戦に不安を感じる内容だったのではないだろうか。
●レビュー(岡山側)
立ちあがりの良い時間に先制出来なかったのが痛かった。
守備に関しては、コースを切る的確なポジショニングで、1中林の正面に蹴らせる場面が多かった。
しかし、ながら裏を取られる事が多く、1中林のGKとしての能力の高さを感じる試合だった。
危険なシーンの多さに関しては、今季ワーストと言っても良い。
結果から言えば、急造DFラインで、良く1失点に抑えたという反面、京都の出来の悪さに助けられた側面もある。
次節は、3後藤が戻って来るので、この試合よりは、完成度の高い守備が出来る筈。
一つの目標として一桁に被シュートを抑えるぐらいが良いかと。
勿論、数では無いけど、やはり、フリーで打たれるのは、少なくしたい。
それだけ危険性が増す訳だから、出来れば避けたい。
攻撃に関しては、何度も言うが9アンデルソン、10チアゴ抜きの今の状態で、良くやっている。
20川又に依存している現状だが、36関戸、7キムミンキュン、11桑田、19中野の得点が増えてくれば、大分楽になるが、酷か。
後半戦は、3点以上が理想だが、現状だと2-1、2-0、1-0といったスコアを目標に戦っていけばいいと思う。
●レビュー(京都側)
32サヌ、13宮吉の怪我の影響を大いに感じた。
31久保も本調子でないし、22駒井は、まだまだ厳しい。
随所にみられた決定力不足で、勝ち点を2失った試合と言って良い。
シュートが尽くGK正面で止められたり枠外に外れた。
決定機を考えれば、大量得点も可能だった。
前回の対戦で見れたパス回しも影を潜めた。
一方で、前線からプレッシャーは、流石だった。
サッカーの根底にある守備は出来ており、後は、攻撃が戻ってくれば、ここからまた急浮上も可能だろう。
現状は、下降気味だが、上昇してくる時期も来る筈。
まだまだ試合があるし、1戦1戦大事にしていって欲しい。
●失点と得点シーン
★1失点目(23中村)
京都が、セカンドボールを拾いパスを繋ぎ16福村まで繋がる。
14仙石と13石原が、16福村に寄せるが、落ち着いて横パスを23中村へ出す。
36関戸が23中村を追うが、追いつく前にダイレクトで、浮き球のパスを11原へ出し、そのまま前に向かって走る。
11原に2沢口がついていたが、ダイレクトで、浮き球のワンツーパスを出す。
それを23中村が、ダイレクトで、右隅に決めてゴール。
非常に綺麗なゴールでした。
あれをされたらDFは、何もできないと思います。
GKも流石にあの距離だと触るのは難しい。
となるとその前でボールを奪うあるいは、コースを塞ぐという寄せをもっと早くするとか、クリアボールをしっかり繋ぐぐらいしかない。
このケースだと、14仙石と13石原が寄せに行ったシーンや、説明の前の省いたクリアのシーンやその流れのシーンとかで奪ったり、マイボールにしないといけなかった。
強いチームは、ボールの奪い方も上手いし、その辺りもっと高い位置でもボールを奪えるサッカーに期待したい。
☆1得点目(20川又)
25田所のスローインから。
36関戸へ出され、その36関戸が25田所へリターン。
25田所が、1トラップする。
寄せにくる8安藤に対し、抜くスペースが無い様に見えたライン際で、少し浮かして狭いスペースへ出して、ダッシュで振り切る。
7チョンウヨンが寄せて来るが、クロスを入れる。
4秋本?がクロスを跳ね返す。
そこに11桑田が毀れ球に反応し、ペナルティエリア内で、ダイレクトでシュート。
1水谷が弾き出すが、その毀れ球が、20川又の元へ行く。
16福村?、4秋本?が寄せに行き、1水谷もシュートコースに戻ろうとする。
しかし、間に合わず16福村?と4秋本?の懸命に出した足の上を行き20川又のシュートが、決まってゴール。
25田所の突破が良かった。
あの狭い所を抜かれるとは、8安藤も思ってなかったのではないかと。
きちっとそこそこ際どいクロスを上げれたし、上出来。
毀れ球に反応した11桑田も惜しいシュートだった。
20川又もJ1でゴールを決めれなかったのが不思議なくらいの落ち着き。
運が良かったとはいえ、、20川又は好調。
この調子で頑張って欲しい。
●要点整理
(1)前回の対戦より、試合のクオリティは、悪かった。
(2)(1)より、両チーム状態が悪い。
(3)(2)は、怪我人や調子の波の影響。
(4)とはいえ、シュート19本打たれたのは反省材料。
(5)11桑田が、仕事したので、今後に期待。
(6)20川又の好調を維持したい。
(7)2沢口は空気だった。
(8)(7)は、やっぱりリベロは、難しいという事を感じる。
(9)(8)に関して、やっぱりストヤノフは偉大だった。
(10)やっぱり、強いチーム相手だとなかなか14仙石や8千明が持ち味を発揮できない。
(11)25田所は良い選手に成長した。
(12)(11)だが、17服部とどっち起用するのか要注目。
(13)後半戦に向けてここから無敗をどれだけ継続できるか。
(14)次節、好調横浜FCにどこまで出来るか楽しみ。
●評点
岡山側
GK1中林:7,0:再三のファインセーブで、1失点に抑えた。
CB5植田:5,5:あまり持ち味を発揮できず。
CB2沢口:5,0:慣れないポジションと言う事もあり、空気だった。
CB30一柳:5,5:久々の出場ながら攻撃参加を見せた。
DH8千明:6,0:プレッシャーに苦しんだが、パスやインターセプトが光った。
DH14仙石:5,5:また、ボールを奪われて危ないシーンがあった。
WB25田所:6,5:同点ゴールに繋がるクロスを入れた。
WB13石原:6,5:スピードを活かした攻撃参加で、存在感があった。
ST7キムミンキュン:6,0:高いキープ力で、攻撃を牽引した。
ST36関戸:5,5:消えている時間があり、20川又のシュートをクリアしてしまった。
FW20川又:7,0:嗅覚と冷静さで、ゴールを奪った。
途中交代
11桑田:6,5:同点ゴールに繋がるシュートを打った。
19中野・17服部:評価不可
影山監督:6,5:交代選手が活躍した。
京都側
GK1水谷:6,0:失点のシーンは、仕方ないが、安定感があった。
CB3染矢・4秋本:6,0:粘り強く守っていたが、失点のシーンは、仕方ない。
SB16福村:6,0:先制点の起点になった。
SB8安藤:5,5:積極的攻撃参加を見せていたが、失点のシーンでは、抜かれていけない所での突破を許した。
DH15中山・7チョンウヨン:5,5:攻守のバランスを取った。
OH23中村:7,0:先制ゴールを決めた。
OH10工藤:5,5:パスを繋いだ。
FW22駒井・31久保:5,5;決定機逸機が目立った。
途中交代
11原:7,0:先制ゴールをアシストした。
28三根・6ファンテソン:評価不可。
大木監督:6,0:無難な采配だったが、勝利を逃した。
審判(主審:西村、副審:八木・藤井):7,0:解説者も褒めるナイスジャッジ。
●MOM
「1中林」
再三セーブした1中林。
守護神としてシュート19本打たれたが、1失点に抑えた。
もっと失点してもおかしくなかったが、飛び出しのタイミング・スピード、ポジショニング等、フィード以外ハイレベルなプレイを見せた。
20川又と迷ったが、1中林をMOMにした。
●次節希望スタメン
20川又
7キムミンキュン・36関戸
17服部・8千明・14仙石・2沢口
5植田・3後藤・30一柳
1中林
●次節希望リザーブ
GK:21真子
DF:22篠原・24坂本
MF:25田所・28岡崎(10チアゴ)
FW:11桑田・19中野
●独り言
11桑田のゴールが近づいてきた。
●満足度
5点(満点10点)
パフォーマンスは、高くなかった。
それに加えて試合も引き分けだったので、中間の5点とした。
プレーオフの6位以上のためには、こういった試合でも勝たないといけない。
岡山から世界へ
To Be Continued
by杉野雅昭
まだまだ未熟なので、おかしい点があるかもしれないので、反対意見歓迎ですし、間違いなどありましたらご指摘などのコメント宜しくお願いします。
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